滝沢村のりんご園でイベント-伝統「さんさ踊り」やフォークライブなど

晴れ渡った空の下で披露された「大沢さんさ踊り保存会」の踊り。背景のりんごの木は樹齢約100年。今年の開花は早く、すでに花は散っていた

晴れ渡った空の下で披露された「大沢さんさ踊り保存会」の踊り。背景のりんごの木は樹齢約100年。今年の開花は早く、すでに花は散っていた

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 盛岡地域の伝統舞踊「さんさ踊り」が5月18日、滝沢村の「うわのリンゴ園」(滝沢村滝沢字大石渡、TEL 019-688-3535)で披露された。

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 踊りは、同日開催された地域のイベント「りんごの花まつり」(主催=柳沢いいものまるごとネットワーク)のオープニングイベントとして行われたもの。踊りを披露したのは地元の伝統さんさ踊りのグループ「大沢さんさ踊り保存会」の踊り手たち約30人。黄色の着物を身にまとった踊り手たちが、樹齢100年のりんごの木を囲むようにしながら、独特な伝統スタイルのさんさ踊りを踊りきった。会場では約200人の観客が動きの激しい踊りに見入っていた。

 ステージではこの後、岩手や盛岡のPRソングを歌うシンガーソングライターの田口友善さんと荒谷社中のフォークライブが行われた。

 同イベントは、地元の農家や飲食店の経営者らが集まって組織する同ネットワークが毎年、りんごの花の咲く時期に主催するもので、今年で7回目。会場となった「うわのリンゴ園」には、この日約300人が訪れ、地元の食材や工芸品、フリーマーケット、ライブイベントを楽しんだ。会場では地元の盛岡農業高校の生徒らが作る「盛農パン」も販売され、午前中ですべて売り切れた。

 同イベントは、グリーンツーリズムインストラクターで同りんご園を経営する上野かなえさんが「りんご園で音楽が流れたらいいな」という気持ちから7年前に始めたもの。上野さんは「自分のりんご園だが、こんなにいい環境を独占するのはもったいないと思って続けている。グリーンツーリズムの一環として行っているので、来たお客さんには、ライブや食べ物もそうだが、ここにある自然の大切さも同時に知ってほしい」と話す。

 同イベントでは、事前にチラシなどで来場者に「丼とはしを持参すること」を呼びかけ、食事コーナーで出る割りばしや使い捨てトレーなどのゴミを出さない取り組みも行われた。

 同イベントは来年も同時期に開催する予定。

りんご園の高台に建つ「借景カフェ」-マイ箸でエコポイントカードも(盛岡経済新聞)ローカルソングで「盛岡の街」を応援-地元ソングライターがCD発売(盛岡経済新聞)さんさ踊りで浴衣の着付けサービス-「ゆかた駆け込み寺」(盛岡経済新聞)仙台の中心市街地で「仙台・青葉まつり」-3,800人の「すずめ」が演舞(仙台経済新聞)渋谷で「鹿児島 おはら祭」-巨大人形パレード、「篤姫」企画も(シブヤ経済新聞)

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