りんご園の高台に建つ「借景カフェ」-マイ箸でエコポイントカードも

店内のどこからも盛岡の市内が見渡せる「mi cafe」。テーブル上の「アップルティー」はりんごジュースを紅茶で煮出したオリジナル品

店内のどこからも盛岡の市内が見渡せる「mi cafe」。テーブル上の「アップルティー」はりんごジュースを紅茶で煮出したオリジナル品

  • 0

  •  

  りんご畑の中にあるカフェ「mi cafe」(盛岡市黒川4、TEL 019-696-2531)が癒しの空間として人気を集めている。

[広告]

 同店は地元で3代続くりんご農家の「松本りんご園」(同)が経営しているカフェで、昨年10月にオープンした。600本のりんごと300本のブルーベリーの木に囲まれた高台から眺める「借景」を目当てに、盛岡の中心地から離れているのにもかかわらず、癒しを求めて女性客を中心に訪れる。

 代表の松本直子さんによると、「専業農家として畑を守って行くため」に同店を昨年10月にオープン。「自分たちが作った果物や野菜に手を加えて提供できることは、農家としてとてもうれしいこと。回りの農家と連携することで、地元にも喜んでもらえる店でもありたい」と話している。「手を広げすぎず、自分たちが生産したものでできる程度の身の丈にあった作り方で、食事や飲み物などを提供できれば」とも。

 同店は農地に立地するため、「食材の50%以上は自分たちの畑で生産したものでなければならないという制限がある」(松本さん)ことから、必然的に「地産地消カフェ」になっているのが特徴。メニューには「農家直営」を生かしたりんごやブルーベリーを使ったスイーツ(350円~)が並ぶ。

 食事メニューは、松本さんの祖母が作った野菜を使うことにこだわった1日10食限定の「日替わりランチ」(800円)。ドリンクメニューは、マグコーヒー(350円)のほか、水で少し薄めたりんごジュースで茶葉を煮出した同店オリジナルのアップルティー(400円)、ブルーベリーのスムージー(600円)、「3種類のりんごジュースの飲み比べ」(500円)のほか、国産の緑茶で注目される気仙茶(600円)も提供。使用するコーヒー豆は盛岡の「キャメル珈琲店」(梨木町)から取り寄せる。

 また、同店ではマイ箸持参客が来店したことをきっかけに「エコポイントカード」を発行。マイ箸持参のほか、同店で量り売りするジャム用に自前の容器を持参するなどの「エコなこと」に応じてポイントが与えられる。松本さんは「昔、お豆腐を買った時のようなイメージ。ポイントがたまったら、素敵なものをプレゼントしたい」とも。

 席数は5卓11席、カウンター4席。営業時間は11時~日没(要望に応じて夜景の鑑賞も可)。水曜・第2土曜・第2日曜定休。

mi cafe(ミ・カフェ)盛南地区のカフェが主婦らに人気-ランチタイムに行列も(盛岡経済新聞)隠れ家カフェがOLに人気-官庁街に「ツリーハウス」をイメージ(盛岡経済新聞)新業態「フォト&カフェ」で個展続々-プロに限らず「表現の幅」で展開(盛岡経済新聞)盛岡のコラボカフェ「つるんちゅ」-主力メニューは「関西風うどん」(盛岡経済新聞)

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース