盛岡市と盛岡商工会議所、イオンの3者による地域連携協定に基づく、寄付金の贈呈式と受領式が8月21日、盛岡市役所で開かれた。
3者は、電子マネーWAONの機能を搭載した地域共通ポイントカード「MORIO-Jカード」を活用した地域振興や、地産地消の推進、市産品の販売促進、商工業の振興などにおいて連携することを目的に、2015(平成27)年に地域連携協定を締結。同協定に基づく取り組みとして、全国のWAON加盟店において、MORIO-Jカードに搭載されたWAONで支払いした利用金額の0.1%をイオンから盛岡市に毎年寄付している。
市では寄付金を利用し、地域のにぎわい創出や地域経済の活性化、行政課題の解決を図るため、行政サービスの受給者や地域イベントの参加者を対象に地域共通ポイント「MORIO-Jポイント」の発行事業を実施。2025年度は、運転免許証を自主返納した65歳以上にポイントを付与する「高齢者運転免許自主返納推進事業」と、健康教室などに参加した市民にポイントを付与する「もりおか健康得とくポイント事業」を行った。
今年3月には、MORIO-Jカードのように全国の自治体と連携して利用金額の一部を寄付し、地域貢献を行う「ご当地WAON」の取り組みで連携する自治体数193件が、「電子マネーの寄付金プログラムで提携している自治体数の記録」としてギネス世界記録に認定された。その参加団体の一つとして、盛岡市に公式参加認定証が贈呈された。
8月21日に行われた寄付金の贈呈式と受領式には、イオン東北社長の西垣幸則さん、内舘茂市長、盛岡商工会議所会頭の谷村邦久さんが出席。西垣さんから寄付金とギネス世界記録公式参加認定書が贈られ、内舘市長が受け取った。
内舘市長は「MORIO-Jカードの取り組み以外にも、首都圏のイオン店舗で盛岡の特産品販売を行う『盛岡デー・イン・東京』の開催や、盛岡さんさ踊りパレードへの団体参加など、イオンの皆さんにはさまざまな場面で盛岡の地域振興に取り組んでもらっている。寄付金は地域サービスの向上に活用したい」、谷村さんは「協定締結から11年。この間に地域のキャッシュレス化が進み、多様化している。3者の連携は、持続可能な地域経済の活性にもつながると感じている。これからも地域のニーズに応えられるような取り組みを続けていきたい」と話す。
西垣さんは「地域との結び付きが各地で広まり、ギネス世界記録につながったと感じている。この地域で暮らす一人一人の日々の買い物が地域サービスにつながる循環が生まれている。このサステナブルな活動を今後も続けていきたい」と意欲を見せる。