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盛岡産アロニアのスムージーキット発売へ 岩手の食材の魅力を一つに

アロニアとほかの食材の組み合わせにもこだわったスムージー3種

アロニアとほかの食材の組み合わせにもこだわったスムージー3種

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 盛岡市砂子沢産アロニアを使った商品開発やアロニアの魅力発信などに取り組む「盛岡アロニア同盟」が3月5日、アロニアと岩手県産食材を使った「スムージーキット」3種類を発売する。

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 「盛岡アロニア同盟」は、砂子沢産アロニアの認知度向上と安定した需要の創出、砂子沢の歴史の継承などに取り組んでいる。2021年には砂金沢産アロニアのブランド「SOME(ソーメ)」を立ち上げ、同年12月に初めての商品「アロニア甘酒」を発売し、好評を得ている。

 スムージーキットは同ブランドの2つ目の商品として開発を続けていたもの。アロニアは独特の渋みやえぐみ、強い酸味があるため、そのまま食べることには向かない。他の食材と組み合わせるスムージーは、アロニアを味わいやすくするレシピとしてよく使われているという。

 販売するスムージーキットはアロニアスペシャル、ケールベース、レッドミックスの3種類。アロニアスペシャルには冷凍のアロニア果実のほか、北上市・紫波町産のビーツ、花巻市産のイチゴ、盛岡市産の桃など甘みのある食材を中心に配合し、鮮やかな紫色が特徴となっている。ケールベースには花巻市産のケール、八幡平市産の小松菜、北上市産のアスパラガスを加え、住田町産の玄米シリアルを隠し味にしたビターな味わい。レッドミックスは北上市産のミニトマトに花巻市産のイチゴ、盛岡市産の桃を合わせたデザート感覚のフルーティーな味になっている。

 キットは冷凍した食材が1パックになっていて、購入者自身が水や牛乳、豆乳などのドリンクと合わせてミキサーにかけて、スムージーを完成させる。自分で食材を集めて用意する手間を簡便化し、フードロスの削減にもつなげる。1人で飲むと満腹になる量で、複数人で分ける場合は3、4杯分になる。

 開発時に課題となったのはアロニアの色だった。「盛岡アロニア同盟」の代表・田村瑠さんは「アロニアの特徴の一つが美しい紫色。甘酒の時にはこの色が喜ばれていたが、スムージーにすると、どんな食材と組み合わせても同じ色になってしまう。それをどう解決するか悩んだ」と話す。そこで、アロニアスペシャルにだけアロニアの果実を加え、ほかの2種類はアロニアパウダーを使用。アロニアの色を抑え、食材の色を生かすことに成功した。

 スムージーキットは、2月16日~18日に「幕張メッセ」(千葉県)で行われたバイヤー向けの商談展示会「スーパーマーケットトレード―ショー2022」に出展。ブランドの取り組みや商品の面白さ、デザイン性、地元の食材を使用している点などが評価を受けた。一方で、「アロニアって何?」という質問も多かったという。

 「アロニアについて知らない分だけ、アロニアに興味を持つ人もいた。まだまだ認知度は低いが、知っているという声もあったこともうれしく感じている」と田村さん。「スムージーキットに使っているものは、アロニアを含めて誰かの手で作られた食材。『岩手の人、いいものを作ってるね』と思ってもらいたい。そのいいものを未来へ残すという意識で手に取ってもらえれば」と呼び掛ける。

 価格は各960円。盛岡市内では「カワトク」と「フラワー&ファーマーズマーケット Mファーム」などで取り扱うほか、ECサイトでも販売する予定。

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