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岩手県立美術館で「紅子と省三」展 「絵かき夫婦」の作品世界に触れて

「深澤省三 ≪自画像≫ 1923年 東京藝術大学蔵」(左)・「深澤紅子 ≪スカーフの女≫ 1941年 盛岡市蔵」(右)

「深澤省三 ≪自画像≫ 1923年 東京藝術大学蔵」(左)・「深澤紅子 ≪スカーフの女≫ 1941年 盛岡市蔵」(右)

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 岩手県立美術館(盛岡市本宮)で9月14日から、企画展「紅子と省三-絵かき夫婦の70年-」が開催される。

 盛岡出身の洋画家・深澤省三・紅子夫妻の作品世界を紹介する同展。2人は共に東京の美術学校で学び、1923(大正12)年に結婚。1945(昭和20)年に帰郷してからは、子どものための図が教室を開設したほか、岩手美術研究所で後進の指導に当たるなど、戦後の岩手の芸術振興へ大きく貢献したことでも知られている。指導下から多くの美術家を輩出し、今もなお岩手の人々から愛されている。

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 今回は初公開作品を含む約160点を展示。最初期の本格的女性画家として活躍した紅子による野の花をテーマとした華やかな作品やモダンな女性像、省三が児童雑誌「赤い鳥」に寄せた童画や従軍画家として滞在したモンゴルでのスケッチなど、2人の多彩な仕事を紹介する。

 期間中は関連イベントも開催。美術家の大宮政郎(まさお)さん、画家の西真里子さん、「深沢紅子 野の花美術館」館長の廣嶼(ひろしま)康子さんの3人による鼎談(ていだん)や、元多摩美術大学美術館学芸員の仙仁司さんによる講演会のほか、岩手県立美術館の担当学芸員によるギャラリートークなどを予定している。

 担当学芸員は「県を代表する洋画家夫婦の没後初めての大回顧展となる。この機会に、2人の歩んだ人生とその芸術を堪能して」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。月曜休館(祝日の場合は翌日)。料金は一般=800円(当日1,000円)、高校生・学生=500円(当日600円)、小学生・中学生=300円(当日400円)。11月10日まで。

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