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盛岡バスセンター跡地「SIDE-B祭り」今年も 新バスセンターに向け地域も盛り上げ

昨年春に行われた「SIDE-B祭り」の様子

昨年春に行われた「SIDE-B祭り」の様子

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 旧盛岡バスセンター跡地を利用した地域活用ゾーン「SIDE-B(サイド・ビー)」(盛岡市中ノ橋通1)で、「令和だヨ!全員集合 SIDE-B祭り2019」が9月12日~14日に開催される。

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 「SIDE-B」は、営業を終了した「盛岡バスセンター」解体後、新バスセンターの整備が始まるまでの間、盛岡市が取得し、現在は地元住民らによる「盛岡バスセンターおよび周辺地区活性化協議会」に無償貸与しているもの。市民広場としての日常的な使用のほかイベント会場として利用されている。

 当初は今年の3月末で貸与期間の終了を予定していたが、新施設の着工までの期間が延長になったことを受け、引き続き「SIDE-B」として運営することを決定。もともと跡地を空き地にせずに活用しようという思いでスタートしたことから、協議会メンバーからは「期間が延びるのであれば、継続しよう」という声が上がっていた。

 「SIDE-B祭り」は2017(平成29)年から毎年行っている恒例イベント。1回目は9月、2回目は昨年5月に開催し、今年も春に行う予定だったが、商業施設「ななっく」の閉店など大きな街の変化を受けて計画がいったんストップしたという。その後、改めてイベントの準備を再開し、今年は「盛岡秋まつり」と日程を合わせて開催するアイデアが出た。

 協議会の構成メンバーで「SIDE-B祭り」を主催する「盛岡市肴町商店街振興組合青年部(4S会)」の佐々木大さんは「平成最後にかけてバタバタしたところがあり、うまく動けない時期もあり、気が付けば新しい令和の時代を迎えていた。貸与期間が延び、新時代を迎えて最初のイベントは『SIDE-B祭り』でスタートしたいという思いもあった」と話す。「同じ河南地区のお祭りである『秋まつり』と一緒に地域を盛り上げ、昭和・平成・令和といろんな世代に集まってほしい」とも。

 イベントはビアフェスティバル形式で、今回は4S会メンバーが薦める河南地区の飲食店を中心に初出店となるそば店「深心」のほか、毎回参加している「ステーキ&グリルMARU3(まるさん)」、以前河南地区に店舗があった「とんかつ むら八」など8店舗が出店する。

 「SIDE-B」でのイベントは今年の3月ぶりの開催。9月は今後もイベントが続き、「盛岡市バスの日まつり」やプロレスのイベントを予定する。

 佐々木さんは「まさか元号をまたいでの活動になるとは思っていなかった。SIDE-Bは、地域の皆さんと一緒に作って来た場所。新しいバスセンターに向けて、これからも一緒に盛り上がった雰囲気をつくっていきたい」と話し、「バスセンターは河南地区のおへそ。普段はこっちの地域に遊びに来ない人も、橋を越えてバスに乗ってやってくる。この機会に魅力に触れてみて」と呼び掛ける。

 開催時間は12日・13日=16時~20時、14日=11時~20時。入場無料。会場で利用できる飲食チケット2,200円分が付いた前売り券(2,000円)を1000枚限定で販売している。取り扱いは肴町商店街振興組合と参加各店など。問い合わせは同イベント管理・運営事業者「g・plus」(TEL 019-651-6605)まで。

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