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盛岡の飲食店がオリジナルビール第2弾 パッケージは「石川啄木」イメージ

特徴的な濁りを雲に例えた「CLOUDS ARE GENIUS」。パッケージには啄木の姿も

特徴的な濁りを雲に例えた「CLOUDS ARE GENIUS」。パッケージには啄木の姿も

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 ダイニングバー「Aeron Standard(アーロンスタンダード)」(盛岡市大通3)は6月17日、オリジナルクラフトビール「CLOUDS ARE GENIUS(クラウズ アー ジーニアス)」を発売した。

 同店では昨年6月、オープン3周年を記念してオリジナルクラフトビール「GALAXY EXPRESS(ギャラクシーエクスプレス)」を発売。利用客から好評を得たほか、県外からの問い合わせもあったという。継続を望む声があれば続けて発売していこうと考えていたところ、「早く出してほしい」と次回を期待する反応が多かったことから、第2弾を4周年に合わせて発売することにした。

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 前回と同様に米ポートランド州のブルワリー「CULMINATION BREWING(カルミネーション ブリューイング)」とコラボレーション。今回は濁りが特徴的な「ヘイジーIPA」と呼ばれるビールで、「エルドラドホップ」という品種を使った、洋梨やオレンジのような爽やかでフルーティーなフレーバーと、クラフトビール特有の苦みも感じる味に仕上がっている。醸造は現地の若手職人としても知られるConrad Andrus(コンラッド・アンドラス)さんが手掛けた。

 ヘイジーIPAの濁りを雲に例え、商品名は石川啄木の著書「雲は天才である」を英訳した「CLOUDS ARE GENIUS」。355ミリリットル缶にはポップなデザインで啄木の姿が描かれ、パッケージにはQRコードが付いており、読み込むとポートランドの工場の様子などを映した映像を見ることができる。

 代表の沢風光行さんは「クラフトビールマニアだけではなく、いろんな人が楽しめる味わいに仕上がっていると思う。あまりビールを飲まない人にとっては飲みやすく、マニアであればうなるようなトレンドを取り入れたビールになった」と話す。

 盛岡ゆかりの人物を絡めたのは、全国から岩手・盛岡へ人を呼びたい、岩手に住む人を増やしたいという思いから。沢風さんは「第1弾はかっこよさをイメージしたが、今回はかっこよさだけじゃない、ラフなイメージを届けたかった。かっこいいだけの街に住もうという人は少ないと思う。いろんな部分があるから、盛岡は魅力的。たくさんの人に飲んでもらって、岩手と盛岡について広めてほしい」と話す。「『雲は天才である』の中に『人生はトンネルだ』という文章が出てくる。暗くて長いトンネルは、今の世の中に似ていると感じる。それに負けないようにという思いも込めた。1人でも多くの人に飲んでもらいたい」とも。

 総生産量は1万2500リットルで、20リットルの生だる26本、355ミリリットル缶3360本。生だるは「Aeron Standard」のみで提供し、缶は7月中旬から同店を中心に取り扱うほか、全国にも流通させる。価格は1缶900円。

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