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盛岡の高校生がわんこそば給仕に挑戦 12日の全日本選手権で

「はい、じゃんじゃん」「はい、頑張って」とかけ声の指導を受ける佐藤さん(奥)、小倉さん(手前)。

「はい、じゃんじゃん」「はい、頑張って」とかけ声の指導を受ける佐藤さん(奥)、小倉さん(手前)。

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 11月12日に開催する「第32回全日本わんこそば選手権」で給仕に挑戦する盛岡スコーレ高校の生徒2人が11月8日、「東家本店」(盛岡市中ノ橋通1)で練習を行った。

2人で協力してわんこそばを食べながらの練習も

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 同選手権は盛岡名物「わんこそば」を制限時間内に何杯食べられるかを競うもの。3人1組のチームで1人2分の持ち時間で競うグループ部門と、15分間で食べた杯数を競う個人部門があり、今年は子どもグループ部門15チーム、一般グループ部門21チーム、個人部門には6人が参加。県内外から大食い自慢が集まる。

 以前から大会では地元学生らが手伝いとして裏方で関わってきたが、「県内外から多くの人が集まるからこそ、地元のみんなでわんこそばのおもてなしを届けたい」という思いで、4年ほど前から高校生による給仕を実施。当日は盛岡スコーレ高校の生徒20人がスタッフとして参加し、そのうち3人が子どもグループ部門で給仕に挑戦する。

 「東家」で行われた練習には3年生の小倉陽成(ひな)さんと佐藤宮永(めい)さんが参加。東家の中でも「プロ級」と呼ばれる給仕から、掛け声やお盆の持ち方、そばを入れるコツなどを学んだ。最初は空のおわんを使って掛け声とおわんの重ね方を練習し、その後、実際にそばの入ったおわんを使っての実践練習を行った。「はい、じゃんじゃん」「はい、頑張って」と笑顔で声を出す2人を見て、指導を担当した給仕からは「元気いっぱいで、飲み込みも早いので私が負けてしまいそう。本番は楽しんでやってほしい」とエールを送る。

 小倉さんは「初めての体験なのでドキドキしている。そばを食べる人のおわんに入れるのにコツがいるが、マスターして本番に臨みたい」。佐藤さんは「そばを入れるタイミングが難しい。食べる人と息を合わせて、本番は緊張しないように頑張りたい」と意気込んだ。

 大会会場は「盛岡つなぎ温泉 ホテル紫苑」。開催時間は10時~15時。観覧無料。

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