盛岡町家で体験型謎解きゲーム、チケット完売に 再演も視野に調整

舞台となる「三喜亭」の中。参加者はここから脱出することになる

舞台となる「三喜亭」の中。参加者はここから脱出することになる

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 盛岡町家「三喜亭」(盛岡市鉈屋町)で3月12日に行われる体験型謎解きゲーム「鉈屋町キネマ奇譚(きたん)」がチケット完売となり、主催者は再演を検討している。

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 同イベントは「もりおかしたまち小劇場祭2017」の一環で企画されたもの。体験型謎解きゲームは、参加者が会場に閉じ込められたという設定で、出題される問題を解いたり、与えられる指令に従ったりしながら、その場所からの脱出を目指すゲーム。今回は「三喜亭」を舞台に、参加者が協力して会場からの脱出に挑戦する。1月21日からチケットのウェブ先行予約を始め、28日に一般発売となったが、2月8日に完売となり現在はキャンセル待ちの状態となっている。

 企画制作を行う「羅針盤計画」はこれまでも同様のイベントを企画し、今回で5回目となる。体験型謎解きゲームは全国的に流行しつつあるが盛岡での知名度は低く、「こんなにおもしろい遊びがある」と多くの人に知ってもらおうと考えたのが開催のきっかけとなったという。

 同団体代表のモウリコウキさんは「まさかこんなに反響があるとは思ってもいなかった。開催1カ月前という早い段階でチケットが全て売り切れてしまったのはうれしい反面、申し訳ない気持ちでいっぱい。その分、参加者の皆さんが楽しめるよう万全に準備したい」と話す。

 今回のゲームは、参加者らが「映画の世界」に閉じ込められた設定で行われる。参加者は最大12人で1つのチームとなり、60分以内の脱出を目指す。出題される謎の内容は、頭を使うものや体を動かすものなどさまざまなパターンを用意。参加者全員が自然と協力できるように工夫を凝らした。世界観への没入感を高めるため、忍者や侍などの登場人物、小道具にも力を入れるという。

 モウリさんは「参加したかったという意見が多いので、同じ内容のものを再演することも視野に入れながら調整している。今後も謎解きゲームは企画していくので、今回参加できなかった皆さんも少しだけ待っていてほしい」と呼び掛ける。

 キャンセル・当日券の情報は特設ホームページとツイッターで発信する。

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