盛岡市動物公園に雌ライオン仲間入り 愛称は「プリンセス」

りりしい表情のプリンセス。まだ幼さが残る顔立ちだという

りりしい表情のプリンセス。まだ幼さが残る顔立ちだという

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 盛岡市動物公園(盛岡市新庄、TEL 019-654-8266)に新しい雌ライオンが仲間入りし、愛称が「プリンセス」に決まった。

カメラに興味津々なおちゃめな様子も

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 プリンセスは今年6月に来園。日本生まれで、年齢は3歳。来園時の体重は約90キロだった。時間をかけて環境への適応を行い、9月15日から公開を開始。もともと同園で飼育している雄ライオンの「キング」、雌ライオンの「クイーン」と合わせ、3頭での展示となった。愛称は公募により決定。1週間ほどで寄せられた1764点の中に「プリンセス」の案が71点あり、「キング」と「クイーン」の2頭の名前とのバランスも良いことから決定した。

 プリンセスの「先輩」に当たるクイーンの年齢は18歳で、寿命が20歳ほどといわれているライオンの中では高齢となる。クイーンはこれまで2回繁殖し、4頭の子を育ててきたが、キングはまだ繁殖の経験がない。プリンセスとの間で子どもの誕生が期待される。

 現在はプリンセスと他2頭の間に仕切りを設け、新しい群れでの生活に少しずつ慣らしている状態。プリンセスは年齢も若く「おちゃめな性格」で、元気いっぱいに飼育場を走る姿が来園者からの人気を集めている。クイーンやキングと遊びたがるようなしぐさも見せ、仕切り越しにクイーンがプリンセスを威嚇すると、プリンセスが「降参」とおなかを見せる場面もあるという。

 同園スタッフの丸山正樹さんは「プリンセスは少しおてんばな女の子。元気に遊ぶ姿をたくさん見せてくれると思う。これから少しずつお母さんになる準備も進んでいく。皆さんにも温かく見守ってもらいたい」と来園を呼び掛ける。

 開園時間は9時30分~16時30分。入園料は大人=500円、中学生以下と65歳以上の盛岡市民は無料。水曜休園。

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