「海環境尺」「地産地消推進尺」を続々公開-岩手県、環境をアピール

地産地消推進尺(写真上)と海環境尺(写真下)。尺を左右に動かしながらリアルに環境問題を知ることができる

地産地消推進尺(写真上)と海環境尺(写真下)。尺を左右に動かしながらリアルに環境問題を知ることができる

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 岩手県は親子で海の環境問題を知る「海環境尺」と食材が輸送される際に輩出されるCO2の量から地産地消の大切さを知る「地産地消推進尺」を県のウェブサイトで公開している。

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 県が公開する「尺」シリーズは、今年から公開した「魚環境尺」「漁カレ尺」に引き続き4つ目、デジタル版の環境尺「e-デジシャク」を入れると5つになる。「海環境尺」は水産振興課が、「地産地消推進尺」は流通課が、それぞれここ1カ月の間に立て続けに公開した。

 いずれの「尺」も「魚環境尺」と同様に型紙をダウンロードし、仕様に沿って組み立てるもの。「海環境尺」は、岩手県の三陸沿岸で穫れるワカメやコンブなどの「海草類」とホタテやあわびなどの「貝類」が、CO2(二酸化炭素)を吸収する効果を測定する。

 一方の「地産地消推進尺」は野菜や果物、魚介類などの食品が、日本国内や世界各国の産地から岩手県に届くまでの輸送にかかるCO2排出量の目安を測定するもの。「地産地消推進尺」は水産振興課のアドバイスで作成したという。

 ちなみに岩手県全体のワカメの藻場で吸収されるCO2量は10,400トンにも及ぶという。

 型紙による「尺」シリーズを考案した水産振興課の鈴木寛人さんは、海環境尺について、「魚が住んでいる『海』の環境について、全国の人たちに少しでも目を向けていただきたいという思いから作った。岩手の沿岸は他の地域に比べて産業が少ないものの、その分(豊富な藻場があることなど)美しい自然の海が残っていることをアピールしたかった」と話す。

 親子で楽しみながら環境を考える材料にしてほしいことから、今回はパソコン上で動かすエクセル版とワード版は公開しなかったが「今後は携帯電話などで測定できる仕組みを検討している」とも。

 流通課では、同時に農産物の空輸にかかるCO2排出量を人間の呼吸に換算するエクセル版の「地産地消推進電卓」も公開している。
 いずれも県のウェブサイトから無料でダウンロードできる。

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