岩手弁を使ったLINEスタンプ「岩手の方言めっけだ！ぺっこオニ」の販売が10月31日、LINE STOREで始まった。IT関連会社「ライフアシスタンスカンパニー」（盛岡市上田2）が手掛ける。

「ねまってケテ」や「めんけー」など表情豊かな40種類

　販売が始まったのは、同社で運用している岩手の情報ポータルサイト「ずっぱり岩手」のキャラクター「ぺっこオニ」が岩手の方言をかわいく話しているLINEスタンプ。4月にクリエイターズスタンプの募集が始まったことを受けて、岩手の鬼伝説からイメージしたキャラクター「ぺっこオニ」を通じて岩手の方言の魅力を発信したいとLINEスタンプを制作した。今年5月に申請を完了していたが、リリースまでに約5カ月を要したという。

　おやつの時間を意味する「こびりっコ」や「ごめんなさい」を意味する「おもしやげね」など普段の会話でよく使う表現やなごむような言葉、応援する言葉など、さまざまな場面に対応した全40種類。「岩手弁のやわらかさ、温かさが伝えられれば」との思いを込めた。

　同社の千葉英男社長は「スタンプを通じてコミュニケーションを楽しんでもらいながら、方言を見直すきっかけにしてもらえれば」と話す。「岩手県内の人だけでなく、県外に住む岩手出身者にも使ってもらえればうれしい」とも。

　「ぺっこオニ」LINEスタンプは英語版もすでにLINE STOREで配信されており、いずれも価格は100円。韓国語版、イタリア語版も配信待ちだという。