「まち歩き」でまちの魅力を再発見-盛岡景観まちづくりフォーラムで

ワークショップの様子。「まち歩き」をしながらそれぞれの視点で「再発見」したことを地図に整理した

ワークショップの様子。「まち歩き」をしながらそれぞれの視点で「再発見」したことを地図に整理した

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 まちづくり関連のNPO法人「いわて景観まちづくりセンター」(盛岡市鉈屋町、TEL 019-653-1058)は3月8日、「盛岡景観まちづくりフォーラム」を岩手県公会堂(内丸)で開催した。

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 「いつもと違う街をみつけよう!」をテーマに、これまで行ってきたパネルディスカッション形式から市民参加型のワークショップを中心に展開。盛岡工業高校の生徒を含めた一般の盛岡市民約50人が参加した。同センターを構成する建築士や都市計画のコンサルタントらは、コーディネーターとして参加者のサポートに回った。

 ワークショップでは午前中、班ごとに「歴史」「建物」「デザイン」の3つのテーマに写真撮影をしながら中心市街地などで「街歩き」を楽しんだ。午後には、歩きながら「気付いた点」を収めた写真にコメントを加えながら地図にマッピングして整理。その後、各班ごとにワークショップの成果を発表した。

 まちを再発見する「気付きのツアー」とも言えるワークショップを主催した同センター代表理事の三宅諭さんは「まちづくりにとって大事なことは、そこに住む市民がまちを知ること。利便性だけに偏らない生活の質の向上がまちづくりには必要」と住民主体によるまちづくりの必要性を説明。「とにかくまちを体験することが第一。このようなワークショップは、市民レベルの意識の底上げにもなる」と話した。

 ワークショップに参加した60歳代の男性は「普段歩いている街でも、改めて意識を持って歩くと、新しいものが見えてきた。まさに発見の連続だった」と街歩きの感想を話していた。

 同ワークショップでは、その後「景観まちづくりの手法と展開・入門編」と題して、同センターの高橋敏彦さんらによる講演が行われ、この日の日程を締めくくった。

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