超レトロな商店の一角に「ギャラリー」-出品はプロとセミプロに限定

店の左奥が「嶋岡商店ギャラリー」の展示スペース。「何気なく点いているライティング(電灯)の位置にも気を配る」という

店の左奥が「嶋岡商店ギャラリー」の展示スペース。「何気なく点いているライティング(電灯)の位置にも気を配る」という

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 盛岡市の北上川沿いにある日用雑貨店「嶋岡商店」(盛岡市神子田、TEL 019-622-8170)は、店内の一部を開放して「ギャラリー」を運営している。名称は「嶋岡商店ギャラリー」。

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 古き良き盛岡を今に伝える「鉈屋町界隈」の外れに位置する同店は、約40年前に開業。せんべいからアイスクリーム、カレー粉、即席麺、洗濯洗剤までそろえる、かつてはどこにでもあった「商店」だ。決して広いとは言えない店内の一角(1坪ほど)を美術作家や写真家の作品発表の場として開放している。ギャラリーは2006年7月7日のオープンで、以来、1日も途切れることなく「展示会」が開催されている。

 これまでに同ギャラリーではスキー写真で知られる阿部祐二さんや女性カメラマンとして活躍する沼田桃子さんの写真展のほか、著名漫画家の松本零士さんの「色紙展」も行った。現在は盛岡市在住の登山家で世界の名峰を踏破する上野幸人さんの写真展を開催中。主にネパールの町の風景や今は観光地化されてしまった貴重な仏教遺跡などを四つ切りと全紙のパネルで紹介する。

 店を切り盛りする「店員」の時源澪(じげん・れい)さんは、自身も漫画家や七宝工芸士、エッセイストなど、多彩な活動をする「美術年鑑」にも掲載される正真正銘の作家。「業界内では知られていても、地元の人たちには認知されていない作家を紹介する」ことを目的の一つとする展示会は、「新聞や雑誌に紹介された後でも実際に来て見ることができる」ように、展示期間は常に毎月1日始まりの「1カ月単位」で行っている。「普通のギャラリーや画廊だと3日、5日、1週間単位。せっかくメディアに紹介されても、実際に人が足を運ぶころには展覧会そのものが終わってることが多いので」と時源さん。「一般の人には『岩手日報』の『広域欄』に載るのが一番早い」と地元新聞社へのアプローチも欠かさない。

 同ギャラリーでは3月からイラストレーターの佐々木勉さんの作品展、4月と5月はピンホール写真で知られる米澤豊さんの個展を予定している。

 ギャラリーへの出品は無料。ただし、出品作家は「プロないしセミプロ」に限る。入場無料。毎月第3日曜定休。

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