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盛岡の昭和レトロ写真館がリノベーション-米粉パン、ワインバーなど出店

奥の和室はお茶会や展示など趣味の場としても利用が見込まれる

奥の和室はお茶会や展示など趣味の場としても利用が見込まれる

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 盛岡市の元写真館「旧唐たけし冩場」(盛岡市中ノ橋通1)が複合店舗として改装オープンしてから1カ月を迎える。

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 同施設はホットライン肴町商店街にほど近く、岩手銀行中ノ橋支店や「もりおか啄木・賢治青春館」「盛岡信用金庫本店」(以上、中ノ橋通1)など歴史的な建造物が並ぶ地域に立地する。建物自体は昭和20年代に建てられ、今回の改装でも外観は当時の雰囲気をそのまま残した。現在、テナントとして1階に米粉パンの「しずくいし森の粉屋・米米屋」とじゃじゃ麺店の「喜作」、2階はワインバー「アッカトーネ」が移転して営業中。

 建物は街の活性化につなげる目的で、平金商店(肴町8)が経済産業省の補助事業を活用して改築。同社の平野佳則社長は、「起業支援も視野に入れて、今後は沿岸部の物産品のアンテナショップを開設する計画もある。商売を始めようとする人が創業の場所として、試行的に出店するために使ってもらえれば」とし、「この辺りは古くは呉服町といい、昭和のたたずまいを残している。盛岡の歴史を感じながら、浴衣会などもいいかもしれない。いろんな人がこの場所の使い方を自由に発想して利用してもらえれば」と話す。

 1階奥には8畳と3畳の和室があり、多目的スペースとして貸し出す。水道完備のため、お茶会や趣味の発表の場などにも対応する。料金は1日2,000円。

 営業は1階=11時~14時(木曜定休)、2階アッカトーネ=18時30分~13時30分(日曜定休)。

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