盛岡城築城420年記念講演会 郷土の歴史を身近に感じて

今年築城420年を迎える盛岡城の淡路丸石垣

今年築城420年を迎える盛岡城の淡路丸石垣

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 盛岡市民文化ホール(盛岡市盛岡駅西通2)小ホールで5月7日、「盛岡城築城420年記念 歴史講演会」が開催される。

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 川口印刷工業(盛岡市羽場)が地域の文化支援活動の一環として行うもの。盛岡城は起工式に当たる儀式が1597年3月6日に行われたという説があり、今年築城420年を迎えることから、盛岡城や地域の歴史について興味を持ってもらおうと講演会を企画した。

 同社地域支援委員会委員長の神山仁さんは「歴史に関する講演会はこれまでも数回行っていたが、またやってほしいという声が非常に多い。盛岡城は城跡公園として多くの人に親しまれているが、その歴史を知る人や機会は少ないと感じる。改めて興味を持ってもらいたい」と話す。

 講師は、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の時代考証を担当する小和田哲男さんと城郭ライターの萩原さちこさん。小和田さんは「南部にもいた女城主-清心尼(せいしんに)とその時代-」というテーマで、江戸時代の初めに遠野南部家を支えた清心尼について講演。萩原さんは「盛岡城の魅力、再発見」をテーマに、盛岡城を中心に豊臣流の築城法で築かれた各地の城の構造比較について話す。

 神山さんは「ゲームや漫画、テレビドラマなどを通じて歴史に関心を持つ人も多いが、地域の歴史を学ぶということは、自分たちが暮らす場所の社会文化を知ること。もっと歴史を身近に感じてほしい」と呼び掛ける。

 開演時間は13時~16時。入場無料。事前申し込みが必要。往復はがきで受け付ける。定員は350人(超過した場合は抽選)。申し込みは4月20日まで。

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