畳の「ヘリ」に「チャグチャグ馬コ」-滝沢村の畳メーカーが商品開発

商品化されたチャグチャグ馬コの「畳のヘリ」とミニ畳

商品化されたチャグチャグ馬コの「畳のヘリ」とミニ畳

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 国の無形民俗文化財として知られる「チャグチャグ馬コ」をデザインした畳が6月上旬に、地元滝沢村から発売になり、関係者の間で話題になっている。

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 商品名「チャグチャグ馬コ畳」を企画・開発したのは、滝沢村の盛岡畳工業(滝沢村鵜飼、TEL 019-684-1443)。畳の「ヘリ」の部分にチャグチャグ馬コのデザインが織り込まれたもので、通常の1畳分のサイズのほか、置物の飾り台などに利用できる「ミニ畳」を製造・販売する。

 商品化は、畳の消費が減少傾向にある中、同社の村山光雪専務が「地元らしさ」を畳に生かしたいと考えたのがきっかけ。「年々、目減りする畳の消費に歯止めをかけ、業界に新たな風を吹かせたい」(村山さん)ことから、今年に入って本格的に企画を進めてきた。

 実はこの「畳のヘリ」のデザイン、隠れたデザインの宝庫で、寿司屋や居酒屋などの業種別はもちろん、「キッズ向け」といったものまで顧客ターゲットを絞り込むなどしてきた経緯がある。が、一方で、顧客に「受ける」デザインはあまり生まれてこず、同社はこうした実態を踏まえ、地域の消費者が求める身近なモチーフとして「チャグチャグ馬コ」を思いついたという。すでに次の企画として、「盛岡さんさ踊り」をテーマにした商品も検討中という。

 村山さんは、「最近は、畳や茣蓙(ござ)をホームセンターに求める時代になったが、価格の面から見ても『畳屋の畳』も実際にはさほど変わらない。日常に深くかかわるものだからこそ、デザインや畳本来の持つ機能の選択肢に入れて選んでほしい」と話している。「これからは畳職人もクリエイティブでなければ」とも。

 「チャグチャグ馬コ畳」は、1畳あたり5,000円~10,000円程度。

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