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ZOOMOがリニューアル記念ビール発売 クマつながりでベアレンとコラボ

「姫とリオの乾杯ビール」を手にする河野さん(左)、嶌田さん(中央)、加藤さん(右)

「姫とリオの乾杯ビール」を手にする河野さん(左)、嶌田さん(中央)、加藤さん(右)

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 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)が4月11日、ベアレン醸造所(同市北山)とコラボレーションしたリニューアルオープン記念商品「姫とリオの乾杯ビール」を発表した。

姫とリオの写真や足跡が使われたパッケージ。動物たちのイラストも

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 2021年からリニューアル工事のために休園中の同園。現在は4月20日の開園に合わせて準備が進んでいる。リニューアル開園に合わせて、話題をつくり地元を盛り上げようと、異業種の地元企業と共に商品開発にも取り組んでいる。

 ベアレン醸造所は、2020年10月にZOOMOで開かれたイベントに出店。それをきっかけに交流が生まれた。同社のロゴマークにはツキノワグマがデザインされ、同園では「姫」と「リオ」の2頭のニホンツキノワグマが飼育されているつながりから、全国にも多くのファンがいる2頭をパッケージデザインや商品に取り入れたビールを開発した。

 パッケージには姫とリオの写真のほか、園内で暮らす動物たちのイラストをデザイン。2頭の足跡の画像も背景に加えた。ビールも商品に合わせたオリジナルで、コクと苦みがしっかり感じられる味わい深いラガービールとなっている。

 ベアレン醸造所の嶌田洋一社長は「ベアレンはドイツ語でクマという意味。そこで姫とリオの2頭をモチーフにした。盛岡の新しいスポットとなるZOOMO。たくさんの人が来園するように応援して、リニューアルオープンを一緒に盛り上げたい」と話す。

 ZOOMOを運営する「もりおかパークマネジメント」社長の加藤彰さんは「動物たちの姿を見せるだけではなく、自然環境への関心を引くこともZOOMOの使命。さまざまな業種とコラボすることで、来園者だけではなくより多くの人へZOOMOの活動を知ってもらうこと、環境保全に考えてもらうことにつなげたい」と話す。

 今回のリニューアルで、ガラス越しにニホンツキノワグマを観察できる「クマテラス」が新設されたこともビールのアイデアにつながっている。ニホンツキノワグマの飼育を担当する河野晴香さんはパッケージを見て「とてもかわいい。2頭がパッケージになるなんて、夢にも思わなかった」と感激。「姫とリオは3月中旬に冬眠から目覚め、4月に入って活発に動き出し、開園に向けて準備中。2頭に会える日を楽しみに待っていてもらいたい」と話す。

 350ミリリットル入りで、価格は440円。7500本限定で4月18日から出荷し、盛岡市内を中心に岩手県内の小売店などで販売。売り上げの一部は野生のニホンツキノワグマの保全事業に役立てられる。22日・23日にZOOMOで開かれるイベントでも販売する。

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