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盛岡動物公園がオリジナルグッズ販売 休園中もユニークな取り組み続ける

目玉商品の「オリジナルラグマット」。現在はZOOMOを飛び出して県内3カ所で販売中

目玉商品の「オリジナルラグマット」。現在はZOOMOを飛び出して県内3カ所で販売中

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 盛岡市動物公園ZOOMO(ズーモ、盛岡市新庄)が現在、オンラインショップや雑貨店でオリジナルグッズを販売している。

バレンタインに合わせたグッズ「エミューの羽根」。2本で一対の形は「縁起が良い」とされている

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 同園は現在、2023年春のリニューアル開園に向けた工事中により長期休園期間に入っている。休園期間中も同園のファン「ZOOMOFANS」とつながりを持ちたいという思いから、季節ごとにオリジナルグッズなどを販売するオンラインショップを展開。同園の動物をモデルにしたグッズを取り扱っている。

 オンラインショップは、動物医療費の寄付を募る目的で開設したサイトを間借りする形で2021年2月ごろにオリジナルグッズの販売を始めた。当初の予定では2020年12月からリニューアル工事を行う予定だったが、スケジュールの変更があり2021年4月から現行施設で暫定開園。開園中はオンラインショップを休止していたが、再び長期休園に入ったことから、ファンとのつながりを重視し、可能な限りオンラインショップを継続することを決めた。

 オンラインショップで人気を集めた商品の一つが、カナダカワウソ「カエデ」とピューマの「タフ」をモチーフにした「オリジナルラグマット」。もともとはリニューアルに合わせた目玉商品にしようと製作したものだが、スケジュール変更の影響で暫定開園中に園内のショップで販売を始めた。

 ラグマットに使うイラストは、飼育担当者がラフスケッチを描き、顔の形や目の色など特徴を捉え、その動物らしさを伝える。特に「カエデ」と「タフ」をはじめとするカナダカワウソやピューマのファンから人気を集めたという。

 休園中も面白い取り組みをしたいという考えから、今回はオンラインショップでは販売せず、県内の雑貨店で販売。現在、盛岡市の「Yoshida Life」、宮古市の「さとう衣料店」、花巻市の「田舎labo」の3カ所で取り扱っている。店舗ごとに趣向を凝らした販売方法を取り、ほかの商品と組み合わせたセット販売や専用のショッパーなどを用意。「Yoshida Life」では同店のファンが全国にいることから、送料500円で全国発送しているという。

 ZOOMOの広報を担当する森敦子さんは「動物園が作ったオリジナルグッズを園外の店舗で販売するのはとても珍しい取り組みだと思っている。少し変わったコラボを楽しんでもらえたら」と話す。

 オンラインショップでは、バレンタインに合わせ「恋愛のお守り」や「友情の証」として縁起が良いといわれる「エミューの羽根」を期間限定で販売中。エミューから自然に抜け落ちた羽根で、ガーゼハンカチや缶バッジがセットとなっている。

 「ホワイトデーのグッズや、動物の保全・保護につながるグッズの販売を予定している。こうしたラインナップもZOOMOならではと自負している」と森さん。「ZOOMOグッズと一緒に過ごしながら、開園を心待ちにしてもらえれば。今後もSNSなどで情報発信をしっかり行い、ZOOMOFANSとのつながりを強固なものにしていきたい」と話す。

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