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盛岡町家で「エニナルモリカ」公募展 「盛岡」テーマに絵画と版画を募集

「皆さんの描く盛岡に出合えるのを楽しみにしています」と千葉さん

「皆さんの描く盛岡に出合えるのを楽しみにしています」と千葉さん

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 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)は、「MACHIYART(まちやーと)2019もりおか町家物語館作品公募展 エニナルモリオカ」の開催に向け、作品の募集を行う。

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 「MACHIYART」は、盛岡町家の「MACHIYA」と「ART」を合わせた造語。盛岡町家を活用し訪れた人にアートを楽しんでもらおうと、施設内にさまざまなアート作品を展示する試みで、同施設の開館当初に立ち上げられ現在まで続く。

 公募を通じて広く作品を集めるのは今回で2回目。「エニナルモリオカ」と題し、「盛岡」を表現した作品を募集する。担当者の千葉真利さんは「町家物語館は盛岡の観光交流施設の1つ。観光で施設を訪れた皆さんに、美術作品としての盛岡を見てもらいたいという思いでテーマを決めた」と話し、「作品を描く皆さんにも、制作を通して盛岡の魅力を再発見したり、自分が好きだと思う盛岡を見つけてみたりしてほしい」とも。

 募集する作品は絵画と版画だが、S4号(33.3×33.3センチ)以内の寸法で、盛岡を題材にしていれば画材や手法は問わない。題材についても、盛岡に関するものであれば、風景や建物、人物、工芸品、抽象画など幅広く受け入れる。応募資格も特に設定せず、1人につき2点まで応募でき、出品料は無料。集まった作品は同館の母屋を中心に全て展示予定で、希望者は展示作品の販売をすることもできる。

 年齢や資格、出身などにかかわらず広く作品を募集することで、多くの人が美術作品と出合う場を作り、「美術」と「盛岡」を楽しむことが公募展の狙いでもある。千葉さんは「県外からの応募も歓迎。県外の皆さんから見た盛岡の姿を教えてほしい」と話し、「作風や画材、題材にも厳しい制限は設けていないので、皆さんなりの盛岡を描いて気軽に応募してもらいたい。たくさんの作品が集まるのを楽しみに待っている」と呼び掛ける。

 作品の受け付けは10月14日~17日。「もりおか町家物語館」への直接搬入、もしくは元払いによる郵送で受け付ける。応募要項と出品申込書はホームページからダウンロードできる。問い合わせは同館(TEL 019-654-2911)まで。

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