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矢巾町がスマホアプリ「スタンピット」で地域盛り上げ 町内の隠れた観光資源発掘

地域おこし協力隊の鈴木さんが作成したシートの一部。ユニークなテーマのものも

地域おこし協力隊の鈴木さんが作成したシートの一部。ユニークなテーマのものも

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 矢巾町ではスマートフォンアプリ「Stampit(スタンピット)」を使ったPR活動に取り組んでいる。

 「スタンピット」は「モバイルコム」が運営するスタンプラリーを使った(会員制SNS(交流サイト)。ユーザー登録すると、自分のお気に入りのスポットなどをまとめたシート(スタンプラリー)が作成でき、シートを通じてユーザー同士が場所や店舗などを口コミで紹介し合う。公開されたスタンプラリーには誰でも参加可能で、対象の場所を巡り、撮影した写真がスタンプとなる。

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 同町では昨年秋から本格的に活用をスタート。導入した背景には、県内の市町村でも観光に弱い地域という現状があるという。地域おこし協力隊として活動する鈴木俊太さんと藤岡裕子さんが中心となって取り組みを行う。

 鈴木さんは自身のアカウントで作成したシートを公開。内容は町内の名所や写真映えする場所を巡る観光目的のほか、学校や商業施設を取り上げたもの、デートスポットやラーメン店を紹介するユニークなものまで幅広くそろえた。

 鈴木さんは「矢巾町に来たばかりの頃、町民の皆さんに『何もない場所だよ』と言われたのが印象に残った。その現状を変えていきたい思いもある。この町に住み始めて分かったのは、『何もないことはない』ということ。小さな魅力一つ一つを、スタンピットを通して伝えたい」と意気込む。

 矢巾町のアカウントでは町内の催し物に関連したシートも作成。昨年は秋まつり会場を回る企画や既存シートを使ったコンテストを開催し、今年2月に行われたスミつけ祭りでも関連イベントを実施した。最近では町民が作成したシートも増え、今後はシートを作るコンテストも計画している。

 藤岡さんは「1月に矢巾に来たばかりだが、スタンピットが地図代わりとなって助けてくれた」と話し、「矢巾は小さな町。小さな町だからこそスタンプラリーを使って網羅できる。場所の魅力はもちろんだが、住む人の良さも一緒に知ってもらいたい」とも。

 鈴木さんは「今は私たちが中心となって活用を進めているが、町民の皆さんが主体となってもらえるのがゴールだと思っている。矢巾に来たらぜひスタンピットを開いてみて」と呼び掛ける。

 アプリはApp Store、Goole Playから無料でダウンロードできる。