盛岡の動物園で象のふんを使ったアート展 「運」の付くお守り作りも

他会場でのアート展の様子

他会場でのアート展の様子

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 盛岡市動物公園(盛岡市新庄、TEL 019-654-8266)で7月7日から、象のふんから作る紙「象糞紙(ぞうふんし)」を使ったアート展「象×UNKO=Artあ~と展」が開催される。

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 さまざまなアーティストが象糞紙に絵や書を描いた作品と、絶滅の危機にある象の現状を伝えるパネルを展示するアート展。楽しみながら象について知ってもらうことを目的として、昨年は関東の動物園など6カ所を巡回。全国巡回を目標に、クラウドファウンディングで資金を募り、4月末から6月末まで北海道のおびひろ動物園で開催。盛岡での開催は、資金調達が成功し、昨年の巡回展会場だった茨城県日立市かみね動物園の職員とのつながりがあったため実現した。

 主催する「象のUNKO★elephant paper」代表の中村亜矢子さんは11年半、宇都宮動物園で働いていた元動物園職員。そのうち7年間、象糞紙の制作に携わった。紙を作るきっかけは、タイへ出張した上司から象糞紙の話を聞き、制作を勧められたことだったという。和紙職人からアドバイスを受けるなど、独自に作り方を改良しながら園内で紙を作り続けるうちに、象が絶滅の危機を迎えていることを知った。現在は独立し、象糞紙の制作や講演などを通して、象たちの現状や環境保護について呼び掛けてきた。

 中村さんは「象牙の密猟などが原因で15分に1頭のペースで象が減っている。講演を行っても興味がある人しか集まらない。動物や環境保護に興味のない人に知ってもらうためにも、象のふんを使ったインパクトのあるものを考えた。『象のうんこでアートってなんだ?』という気持ちをきっかけにしてもらえたらうれしい」と話す。

 同展には18人のアーティストが参加。象糞紙を使った油絵や水墨画など約20点を展示予定。17日と24日は中村さんが来園し、象糞紙を使った工作ワークショップ「象のUNKOで運の付くお守りを作ろう」も行われる。ワークショップで使う紙は同園に住むアフリカゾウのタロウ君とマオちゃんのふんが使われている。

 中村さんは「作品自体がかわいくて面白いものばかりで、子どもはもちろん大人も感動できる。併せて、象の現状について少しでも知ってもらいたい。ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。

 開催時間は9時半~16時半。入園料は、大人=500円、小中学生以下=無料。今月26日まで。水曜休園。

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