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盛岡で「恐竜アロサウルス」展-全身骨格展示、復興企画で県内巡回

国立科学博物館が所蔵している恐竜アロサウルス

国立科学博物館が所蔵している恐竜アロサウルス

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 岩手県立博物館(上田字松屋敷)で9月11日、企画展「国立科学博物館コラボミュージアム『恐竜アロサウルスがやってきた』」が始まった。

恐竜ステゴサウルスの骨に触れるコーナーも

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 国立科学博物館が震災復興の巡回展として岩手県内各地で開催しているもので、これまでに久慈琥珀(こはく)博物館や遠野市立博物館、陸前高田市立博物館で開催された。国立科学博物館に所蔵されている1億5500万年~1億4500万年前の中生代ジュラ紀後期に生息していた大型肉食恐竜アロサウルスの実物化石標本を展示する。この標本は、在米実業家だった小川勇吉さんが母国のためにと1964(昭和39)に科学博物館へ寄贈したもので、恐竜の全身骨格標本としては日本初の所蔵物。

 会場ではアロサウルスの標本のほか、岩手の最新恐竜事情や震災後に被災地で行われた国立科学博物館の被災標本救済活動の様子なども紹介している。

 岩手県立博物館学芸員の大石雅之さんは「レプリカとは違う本物の化石なので、この機会にぜひ見に来てください」と話す。

開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館料は、一般300円、大学生140円、高校生以下無料。

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