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復興支援団体「SAVE IWATE」が社会起業家育成講座-京大と連携で

SAVE IWATE事務局長の加藤昭一さん。雇用創出に期待を膨らませる

SAVE IWATE事務局長の加藤昭一さん。雇用創出に期待を膨らませる

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 「岩手ソーシャルビジネススクール」の公募説明会が6月18日、盛岡の複合施設「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通)のいわて県民情報交流センターで行われた。

京大の小林教授

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 スクールは国が支援する社会起業家(ソーシャルビジネスアントレプレナー)を育成する人材育成プログラム。NPO法人ETIC(エティック、東京都渋谷区)などがこれまで実施してきた復興支援リーダーを育てる「右腕派遣プロジェクト」の普及版ともいえるプログラムで、震災3県で産業再生や地域興しなど新たに事業を立ち上げる人材を育てるのが目的。

 岩手ソーシャルビジネススクールは震災復興支援団体「SAVE IWATE」(盛岡市内丸3、TEL 019-654-3523)が運営主体となり、京都大学経営管理大学院付属経営研究センター(京都市左京区)が連携して実施する。内閣府の復興支援型地域社会雇用創造事業の一環で、インターンシップ型の人材育成研修とインキュベーション型の起業・新規事業支援の2プログラムがある。

 人材育成研修は「経営マネジメントコース」「パソコン初心者コース」「介護・ケアコース」「震災復興まちづくりコース」の4コース。起業・新規事業支援では、岩手県内で創業するソーシャルビジネスを対象に事業コンペで選ばれた事業に対して創業資金210万円を助成するほか、コンサルティング支援も無償で行う。

 SAVE IWATE事務局長の加藤昭一さんは「起業に関わる手続きなどの煩わしさを軽減して、そのような方がやりたいことに集中できるように手助けしたい。その人が『生きる使い方』ができるものにしていきたい。三陸沿岸はじめ岩手の資源を有効に活用する人が育ってほしい」と話す。

 応募書類の締め切りは人材育成研修、起業・新規事業支援とも7月3日(消印有効)。

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