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盛岡で「iPadワークショップ」-図書館職員が「新しい本」に興味津々

アイーナの杜のカフェで行われたiPadワークショップの様子

アイーナの杜のカフェで行われたiPadワークショップの様子

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 盛岡西口の複合施設アイーナ(盛岡市盛岡駅西通1)内にある「杜のカフェ」で2月27日・28日、新型タブレット端末を使ったワークショップ「触ってみようiPad」が行われた。主催は都留文科大学(山梨県都留市)。

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 講師はNPO法人地域資料デジタル化研究会・副理事長で山中湖情報創造館・館長の丸山高弘さん。2日間にわたり5回行われたワークショップでは、各回10人~20人ほどがiPadの使い方を学んだ。タップやフリックなど、基本的な操作方法のほか、i文庫HDやiBookを活用して電子書籍を読むなど、新しい本の読み方を体験した。

 ワークショップでは同施設内にある県立図書館の職員も多く参加し、新しい形の「書籍」が図書館業務にどう関わるのかを感じ取っていた様子。ワークショップの中で、丸山さんは「タップするだけで文字の大きさを変えることができるので、大活字本など図書館の中でも利用価値はあるのでは」と話した。

 ワークショップをコーディネートした県立図書館指定管理者「図書館流通センター」(東京都文京区)の総括責任者・小林是綱さんは「電子書籍の登場で今後、図書館は『本』を扱うのではなく、情報を扱う流れになる。作り手である著者と出版社がどう生き残るかを模索する中で図書館の役割は大きい」とし、「(情報の)発信者に目を向けながら、利用者に新しい利用方法を伝えていきたい」と話している。

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