盛岡で岩手「水産加工品」フェア、「海の生ハム」から「ほやめし」まで

カワトク地下1階の食品売り場で行われている「岩手県水産加工品コンクール受賞品フェア」の様子

カワトク地下1階の食品売り場で行われている「岩手県水産加工品コンクール受賞品フェア」の様子

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 盛岡の百貨店「パルクアベニューカワトク」(盛岡市菜園)で4月23日~25日、「岩手県水産加工品コンクール受賞品フェア」が開催されている。

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 同フェアは、2009年度の同コンクールで受賞した商品を中心に、主に三陸沿岸でとれた海産物加工品の新商品を販売するもの。販売するのは、中村家(釜石市)の「三陸お宝 潮づつみ」(農林水産大臣賞)、浦嶋商店(大船渡市)の「冷薫伝説 海鮮生ハム 秋刀魚」(水産庁長官賞)など11の加工業者らの受賞品や関連商品など。

 そのほか、「ほやめし」(300円)や「さんま寿司」(840円)、「しめさば棒寿司」(500円~)など、今回受賞した商品を活用した弁当類も期間限定で販売している。

 サンマの冷薫商品を開発した浦嶋商店の浦嶋健社長は「三陸の海産物は素材が命。その素材の良さを生かした常温の薫製で、生ハムのような加工品に仕上げた。なかなか県内で販売するチャンスがなかったので、これを機会に試食するなどして味を知ってほしい」話す。「食べ方や調理方法なども提案し、今後はイタリアンレストランなどの料理店に売り込みたい」とも。

 同フェアを企画する県水産振興課主査の石川真姫さんは「アカモクなど、これまで漁業の現場で捨てられていた『低利用資源』に着目し、『お茶漬け』として商品化したものもある。アイデアが詰まった岩手の加工品の良さを知ってもらえれば」とフェア効果に期待を寄せる。

 営業時間は10時~19時。

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