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もりおか歴史文化館で「家紋」がテーマの企画展 家紋があしらわれた品々も

甲冑や装束など家紋があしらわれた品々が並ぶ一角

甲冑や装束など家紋があしらわれた品々が並ぶ一角

 南部家の家紋をテーマにした企画展「家の証-家紋からたどる南部家-」が現在、もりおか歴史文化館(盛岡市内丸)で開かれている。

南部家の家紋と女性たちにまつわる資料が並ぶ常設展エリア

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 開館15周年記念企画の一つ。江戸時代の盛岡南部家に関する資料を多く収蔵する博物館らしい展示ができないかという考えで企画したという。同展では、南部家の家紋として広く知られる2羽の鶴が向かい合った図柄の「丸に双舞鶴(そうぶかく)」のほか、「割菱(わりびし)」「九曜」「花菱」「松之実」の、盛岡南部家の公式な紋として認められている5つの紋を取り上げる。

 展示では家紋について記された古文書、家紋があしらわれた武具や甲冑(かっちゅう)、調度品などの史資料を通じて、南部家が家紋をどのように用いてきたのかを紹介。担当学芸員の小西治子さんは「古文書の読み取りや展示構成など、学芸員全員の力を借りて完成させた展示。15周年を記念するのにぴったりな企画展になった」と話す。

 古文書は南部家の系譜や記録、盛岡藩の家老による政務日誌「雑書」や日記「覚書」、江戸幕府が編さんした資料などを展示。家紋の由来や、どのように使われていたか、家紋についての法令などを取り上げる。

 「覚書」によると、「丸に双舞鶴」が公式な呼び名となったのは13代盛岡藩主・南部利済(としただ)の時代で、それまでは藩主ごとに呼び名が異なっていたという。江戸時代に盛岡南部家が最も重要視した家紋で、「御紋」とも呼ばれていた。家紋の由来も複数あり、戦いの最中に2羽の鶴が飛来した、陣中での酒宴の最中に2羽の鶴が舞ったなどのエピソードが伝わっている。

 家紋があしらわれた品々は、5種類の家紋が金糸で刺しゅうされた陣羽織や、丸に双舞鶴が織り込まれた狩衣、家紋印、丸に双舞鶴が金蒔絵(まきえ)で施された「挟箱(はさみばこ)」、甲冑などが並ぶ。常設展でも南部家の女性と家紋にまつわる品々を紹介している。

 関連イベントとして、7月19日には名誉館長で盛岡南部家46代当主の南部利文さんをゲストに迎え、家紋をテーマにした対談形式の講演会を開催。7月18日、25日、8月1日、8日、15日には展示資料を見て謎を解くチャレンジ企画を行う。

 小西さんは「家紋についての文字資料をじっくり読んでも、家紋があしらわれた品々を眺めても面白い企画展になった。武家にとっての家紋は、自身の所属や家柄、由緒を示す大切な物。それがどのように扱われてきたのかを見ながら、家紋尽くしの世界を味わって」と呼びかける。

 開館時間は9時~19時(入場受け付けは閉館30分前まで)。観覧料は、一般=450円、高校生=300円、小・中学生=150円(盛岡在住・就学の小・中学生は無料)。第3火曜休館。8月31日まで。

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