盛岡市と日本郵便が7月3日、指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)「もりおか涼みどころ」の設置に係る協定を締結した。
指定暑熱避難施設は、2024年4月に全面施行された「改正気候変動適応法」に基づくもので、熱中症による健康被害を防ぐため冷房などの設備を有する施設を自治体が指定する。盛岡市では「もりおか涼みどころ」という名称で運用し、外出時や熱中症アラート発出時に、一時的に暑さを避ける場所として一般に開放している。
本年度から市内の郵便局47店舗を含めた54施設が新たに指定され、もりおか涼みどころは98カ所となる。郵便局の指定は、昨年8月に当時の盛岡中央郵便局長が内舘茂市長を訪問した際、「郵便局が指定暑熱避難施設になっている事例がある」という情報を伝えたことがきっかけになったという。市と日本郵便で連携について検討を進め、協定の締結に至った。
3日に市役所で行われた協定締結式には盛岡中央郵便局の増村拓局長と内舘市長をはじめとする関係者が出席。増村局長と内舘市長が協定書に署名した。内館市長は「猛暑日が年々増加する中、暑さへの対策は市民の健康と生命を守るための大きな課題、涼める場所の確保を進めたいと考えている。協力に心から感謝する」と伝えた。
「あらゆる場所にある身近さは郵便局の価値でもある」と増村局長。「各地域にある郵便局をもりおか涼みどころとして開放すれば、市内にまんべんなく設置できるのはないか、市民に貢献できるのではないかと思っている。まずは利用されることが大切。暑いなと感じた時は、遠慮なく立ち寄って涼んでもらいたい。これが安心安全の街づくりにつながれば」と話す。
本年度のもりおか涼みどころの運用は10月21日まで。施設によって開放時間や受け入れ人数が異なる。登録施設の一覧と開放日時などは市のウェブサイトに掲載する。