盛岡の「ゴムボート川下り大会」が今年で40周年 世界一レース

昨年の大会の様子

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 第40回「盛岡・北上川ゴムボート川下り大会」が7月24日、開催される。

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 同大会は2人1組のペアでゴムボートをこぎ、市内北部の四十四田ダムから南大橋までの約11キロのコースを下るもの。1976(昭和51)年に始まり、今年で40周年を迎える。2009年の大会で完走人数1086人を記録し「最大のラフトレース」としてギネス世界記録に認定されたが、その後スイス・ベルンで完走人数1214人と記録を塗り替えられた。昨年の大会で完走艇数814艇、完走人数1628人となり、4年ぶりに記録を更新し、世界一の称号を奪還した。

 今年の参加者募集は6月1日から開始し、現時点でほぼ平年通りの応募数だといい、レンタルボートの予約は初日で埋まった。一方で、ピーク時は1000艇を超えていた参加艇数が年々減っている現状もある。運営事務局長の佐々木潤さんは「大会のことは知っていても、見たことがない、参加したことがないという人も多い。昨年ギネス記録を奪還したことで、多くの人が改めてこの大会に注目してくれたのではないか。これを機に参加者が増えれば」と話す。

 競技種目はタイムレース部門とフリーレース部門の2種。タイムレース部門では、男性・女性・男女混合・親子の4区分を設け、スタートの四十四田ダムから開運橋までの約8キロの記録を競う。フリーレース部門ではスタートからゴールの南大橋まで自由に川下りを楽しめる。

 事務局では7月16日・17日、初めて参加する人のための「初心者向け実技講座」を行う。ゴムボートの操船方法はもちろん、ライフジャケットの着用方法、落水時の対処法など緊急時の対策も指導。短いコースで実際の川下り体験も実施する。公式ホームページからワンポイントアドバイス付きのコースレイアウトや初心者向けの心得のダウンロードが可能。初めて参加する人でも挑戦しやすい工夫に取り組んでいる。

 佐々木さんは「川下りはスポーツだが、観光の要素もある。普段陸から見ている景色を川から見るのは貴重な体験で、盛岡の一味違った一面を感じられる。自分のペースで、いろんな楽しみ方ができるのが魅力」と参加を呼び掛ける。

 参加費はタイムレース部門=8,000円、フリーレース部門=7,000円。応募は現金書留で受け付ける。7月8日消印有効。詳しい参加要項と応募用紙はホームページからダウンロードできる。

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