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紫波町の酒蔵がポッドキャストで情報配信-蔵元自らがトーク出演

紫波町の酒蔵がポッドキャストで情報配信-蔵元自らがトーク出演

基本的に収録は2人で行う(写真左=佐藤さん)。「自社米から1滴のお酒になる過程を収めたかった」と高木さん(写真右)

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 紫波町にある日本酒の蔵元「吾妻嶺酒造店」(紫波町土舘字内川、TEL 019-673-7221)で配信するポッドキャスト番組「酒は手造り あずまみね」が、全国の日本酒ファンから注目を集めている。

 同番組は、岩手県で最も古いと言われている同店の13代目蔵元の佐藤元さんが自ら、酒米の田植えから仕込み、初絞り、試飲会に至るまで、酒作りの過程を酒蔵内の製造現場から音声でリポート。完成した番組は「iTunes」を通して月に1回程度配信する。

 すでに、2005年12月の開始から36回の番組を配信。拡張ポッドキャストの機能を活用して、収録現場の様子を写真で紹介するほか、「Quick Time VR」で撮影・画像処理した360度のパノラマ写真も配信する。登録ユーザー数は最低1万人だという。

 ポッドキャストによる情報配信は元々、北海道でメディア制作を手がける「ノーザンライツ」(札幌市南区)の高木義人社長が、日本の伝統文化を「パノラマ写真」で紹介するコンテンツを模索していた中で、同店に取材したのがきっかけ。その後、蔵元の佐藤さんと意気投合し、同店のウェブサイトを高木さんが手がける中で、ポッドキャストによる継続的な「酒蔵の情報配信」を行うようになったという。

 佐藤さんは「年々日本酒の消費量が落ちている。酒蔵として何かユーザーフレンドリーなことはできないかと思っていたところ、無料で情報配信できるポッドキャストは魅力的だった」と話す。「ラジオで育った世代だったこともあり、ポッドキャストには抵抗はなかった。音でイマジネーションもわくので良いと思った」とも。

 番組では酒造りのほかに、地元岩手の食材を探す旅行記や神事、地域の祭りについても取り上げる。「日本酒はある意味イメージで伝わるもの。岩手のイメージも伝えないと、酒の魅力も伝わらない」と佐藤さん。

 「酒蔵の中に息づく、さまざまな『酒造りの音』に魅力を感じた」と話す高木さんは、「しゃべり」だけでなく「周辺の音」を高品質な音源として収録するために、ステレオマイクやリニアPCMレコーダーにプロ向けの機材を使用。佐藤さんのトークに、作業現場の音や鳥、カエルなどの鳴き声を取り入れることにこだわった。高木さんは収録の度に、欠かさず札幌市から紫波町に通っているという。

 高木さんは食品偽造が社会問題化している中で、「日本酒もトレーサビリティーが問われている」とし、「現場からの生のリポートを定期的に配信することで、日本酒造りのトレーサビリティーができることは大きい」と話している。

 この取り組みにアップルジャパンも注目。高木さんと佐藤さんは「ビジネスに生かすPodcast:新たなトレーサビリティーのメディアとして」をテーマに、今年3月に東京・銀座のアップルストアで行われたポッドキャストイベントで講演を行っている。

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