水深50センチの水中写真展-川の中をオリジナルのブルーで表現

小さな商店の一角を「ギャラリー」にした会場で開催中の写真展「水中50センチの世界」

小さな商店の一角を「ギャラリー」にした会場で開催中の写真展「水中50センチの世界」

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 写真家・米澤豊さんの個展「水深50センチの世界」が4月1日より、古い町家が立ち並ぶ鉈屋町界隈の「嶋岡商店ギャラリー」(盛岡市神子田、TEL 019-622-8170)で開催されている。

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 米澤さんは盛岡市内で広告写真を手がける「ヨネスタジオ」(西青山1、TEL 019-646-5858)の代表。今回の写真展は、米澤さんが仕事の合間を縫って2年ほど前から撮りためた水中写真を約15点を発表する。撮影場所は中津川(盛岡市)や葛根田川(雫石町)、気仙川(住田町、陸前高田市)、安家川(岩泉町)などの岩手県内の主に渓流域の「河川」で、すべて膝丈前後の「水深50センチ」で撮影した。

 「川の中で得た感動を自分なりに表現したらこうなった」と話す米澤さん。独特の青色は、写真をデジタル加工したもので、すでに発表している三陸沿岸をピンホール写真で表現した作品「幻想」の制作時にたどり着いた色という。最近は「ヨネザワブルー」と称されている。

 「この青色は恐怖や不安など、映像表現の世界ではどちらかというと落ち着かない色と言われているが、自分はこの色に引かれる。朝夕に銀塩フィルムで(フィルターなしで)撮影すると青みがかった色になることを写真の表現方法に取り入れた」と独自の表現へのアプローチを話す。「実は泳げないので、必然的にこの深さになった。水中に潜ったというより『はいつくばった』状態で撮影した」という後日談も。

 4月いっぱいはPart1として「魚のいない川の中の風景」をセレクトした「光と水の創造の世界」を行い、5月は魚が登場する「魚たちが創り出す風景」をPart2として開催する。

 作品は販売も行っており、価格はA4サイズ=10,000円、2Lサイズ=5,000円。入場無料。5月31日まで。

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