雫石で自然を愛する学生の祭典「ガーデニング甲子園」開催

優勝した北海道新十津川農業高等学校「故郷の庭」

優勝した北海道新十津川農業高等学校「故郷の庭」

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 日本ハウスホールディングス(東京都)とフラワー&ガーデン森の風(雫石町)が7月25日、学生向けのガーデニング大会「ガーデニング甲子園」の一般展示を始めた。

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 園芸や造園を勉強している高校生や専門学校生、大学生を対象に「未来に残したい風景」をテーマに作品を募集。全国から1次選考で選ばれた10作品が集まった。参加者は7月21日から23日までの期間中に12平方メートルの枠内に作品を制作。24日には世界で活躍するガーデナー石原和幸さんらによる審査が行われた。

 優勝したのは北海道新十津川農業高校の「故郷の庭」。年齢を重ねた人がふるさとを思い返す庭をイメージして、古い道具やさびた農具などでタイムスリップしたような情景を演出。雑貨を取り入れつつも、花の特性を生かすように取り組んだ。洋風の小屋を中心にしたナチュラルガーデンスタイルで、花を飾るだけではない「ストーリー性」を重視したほか、奥行きがあるように見せるように工夫を凝らした。

 同校3年の遠藤麻椰さんは「優勝してうれしい。北海道から参加してよかった。将来、見た人がすごいと思うような庭を造れる人になりたい」と優勝の喜びを話す。

 審査員を務めた石原和幸さんは「みなさん本当に素晴らしかった。(制作最終日の)昨日は大雨が降って大変だったと思うが、この道で腕を磨いて世界に羽ばたく人がでてくれれば」と話す。「北海道から鳥取まで全国から集まり本当にレベルの高い大会になった。プロが見ても参考になるガーデン、ぜひ見に来てほしい」とも。優勝作品は9月に開催される「全日本フラワー&ガーデン選手権」に出展される。

 営業時間は10時~21時。入場料は1,000円。展示は8月9日まで。

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