盛岡・青山町で「雪灯り」イベント-昔の発火法で「火おこし」も

舞錐式の発火法で火おこしをする厨川中学校の男子生徒たち。回りには様子をうかがう人で人だかりができた

舞錐式の発火法で火おこしをする厨川中学校の男子生徒たち。回りには様子をうかがう人で人だかりができた

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 盛岡市青山地区の青山旧覆練兵場敷地内(盛岡市青山2)で2月7日から、「青山雪灯り」が行われている。

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 同イベントでは、近隣にある市立厨川中学校の生徒や地元の主婦、子どもらがボランティアで製作した手作りのスノーキャンドル約800個が青山旧覆練兵場のほか、IGR青山駅から森永製菓工場前、県営体育館前、サンサン青山さん通り商店街など、青山地区のメーンストリート沿いなどに並べられた。街並みは幻想的な風景に包まれた。

 この日、17時20分ごろから旧覆練兵場敷地内で開催された「点火式典」では、厨川中学校の生徒による合唱が披露された後、主に江戸時代に使われていたという「舞錐(まいぎり)式発火法」で「火おこし」が行われた。

 火おこしを担当したのは男子中学生たち。前日の練習では5分で発火したというが、この日は厳しい寒さもあって、なかなか発火しない。生徒らが交代で代わる代わる舞錐式の発火装置を懸命に動かしていると、会場からは「頑張れ」の声援がわき起こり、一時熱気に包まれる場面も。取材に訪れたテレビ局のクルーも見守る中、およそ30分後、めでたく発火。その瞬間、会場からは大きな歓声が上がった。

 今年から始まった同イベントは2006年3月にIGR銀河鉄道・青山駅が新設されたことをきっかけに、盛岡市議らが地元の商店街組合などに提案したことから実現した。

 開催は17時ごろ~21時ごろ。開催は9日まで。スノーキャンドルによる夜のイベントは盛岡市内でこのほかにも、盛岡城跡公園や中ノ橋の中津川河川敷などで「もりおか雪あかり」が開催されている。

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