「はたと感じる日常」のスナップアート写真展-盛岡のギャラリーで

©さいとうよしとも

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 現代アーティスト、さいとうよしともさんの写真展「personal landscape」が現在、ギャラリー彩園子I・II(盛岡市上ノ橋1、TEL 019-653-4646)で行われている。

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 ビデオアートや写真を中心に作品作りをするさいとうさんは今回、町を歩いている中で「はたと感じた」瞬間をスナップショットで写真に収めた作品を展示する。撮影場所は現在自身が住む宮城県が中心。

 日常的にカメラを携えながら「(何気ない)町の風景に自分の中の何かと感じ合う瞬間を撮影する」というさいとうさん。特に今回、展示のメーンに据えたという子どもの後ろ姿の写真には、「瞬間的に自分に重なる何かを感じた。それは『期待』や『希望』」と話す。

 プロジェクターによる映像作品は、フレームの下を地面に合わせることで、「地続き感」を表現。スクリーンを通して人と同じ目線でスチール画像を投影することで、リアルな「浮いていない」写真の表現を模索したという。

 盛岡市生まれのさいとうさんは、岩手大学大学院卒業。これまでにせんだいメディアテークやリブリッジ・エディット(仙台市)などで作品を発表してきた。

 開館時間は10時~19時。入場無料。2月2日まで。最終日にはさいとうさんの来館を予定している。

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