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盛岡で市民らが復興祈り灯籠に明かり灯す-震災2年で

祈りの灯火2013

祈りの灯火2013

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 3月10日、盛岡城跡公園で行われた「祈りの灯火2013~心ひとつに~」で、市民ボランティアらが国内、海外から寄せらせた灯ろう約7000個に火をともし、震災犠牲者を追悼した。

火をともすボランティア

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 震災から2年を迎え、東日本大震災の犠牲者を追悼しようと22の団体や個人で構成される祈りの灯火実行委員会と一般ボランティア約250人、下ノ橋中学校の生徒約200人が灯籠を並べ明かりをともした。復興支援団体のボランティアグッズを販売するコーナーも設けられ、宮古の仮設住宅で作られた手作り製品の販売も行われた。

 当日は暴風雪のため会場を一部縮小したが、盛岡歴史文化館前には「3.11心ひとつに」の文字が明かりで作られた。海外や沖縄、静岡など県外から寄せられた牛乳パック灯ろうには「東北ガンバレ」や「東北みんな笑顔に」など被災地へのメッセージが込められていた。強風の中、付けては消えるろうそくに奮闘しながら火をともすボランティアは「寒いけど、復興のために祈る気持ちで明かりをともしたい」と話した。

 谷藤裕明盛岡市長は「震災の記憶が風化し始めているのではないかと言われているが、灯籠の火を見て、震災で亡くなられた方に思いをはせ、これからの復興を誓い合いたいと思う」とあいさつ。ステージでは「翼をください」が演奏され、来場者やボランティアが声を合わせて歌い復興への思いを新たにしていた。

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