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「ヘラルボニー」が国際アートアワード創設 異彩を放つ才能を新たに発掘

1月31日の記者発表の様子。(左から)代表の松田文登さん、崇弥さんと審査員の皆さん(写真提供=ヘラルボニー)

1月31日の記者発表の様子。(左から)代表の松田文登さん、崇弥さんと審査員の皆さん(写真提供=ヘラルボニー)

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 「福祉実験カンパニー」として障害者アートの商品化などを手がける「ヘラルボニー」(盛岡市開運橋通)が1月31日、障害がある作家を対象とした国際アートアワード「HERALBONY Art Prize(ヘラルボニー・アート・プライズ)2024」を創設した。

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 同社では「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、国内外の主に知的障害がある作家によるアート作品のライセンス管理のほか、作品をファッションやインテリアなどの製品に落とし込むブランドの運営などを手がけ、2021年には盛岡市内にアートギャラリー、2022年にはブランドの常設店舗を開設している。昨年末には盛岡市と地方創生に関する包括連携協定を締結。アートを起点に新たな価値や文化の創造を目指している。

 アートアワードの創設は初めての試み。国内外の障害のあるアーティストが創造力を披露する場を提供することで、アーティスト活動やキャリアを後押し、才能を広く発信する芸術賞として立ち上げた。

 応募対象者は国内外で活動する障害者手帳を持つ作家で、国籍や年齢、性別、プロ・アマチュアは問わない。作家本人もしくは親族・保護者、親権者、後見人、作家が所属する福祉施設や団体による申し込みが可能。応募作品は絵画、版画、写真、デジタルアートなどの平面作品で、彫刻、立体、映像作品は対象外とする。

 審査は4月に作品の画像による1次審査の後、通過した作品の現物を見る2次審査を行う。審査員は東京芸術大学の日比野克彦学長や金沢21世紀美術館のチーフキュレーター・黒澤浩美さんなど国内外4人の専門家が務め、「独自の視点を持ち、新たな芸術創造性があるか」「多様性を体現する、自由な発想があるか」などの基準を設けて審査する。応募作品の中からグランプリ1人を選出するほか、複数の企業賞を予定している。

 同社では1月31日を「異彩の日」として、さまざまな取り組みを行ってきた。「ヘラルボニー・アート・プライズ」の創設と募集開始も、「アワードを通じて、障害者ではなく、一人の作家としてその才能が評価され、さらなる活躍の道を切り開いていけるように」との思いを込めて同日にしたという。

 応募はウェブサイトの専用フォームで受け付ける。締め切りは3月15日。

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