買う

「盛岡しょうが市」今年も始まる 冷え込む季節にショウガでぬくもりを

「盛岡しょうが市」ロゴ

「盛岡しょうが市」ロゴ

  • 29

  •  

 陸前高田市で栽培する「三陸ジンジャー」を使った限定メニューを提供するイベント「第2回盛岡しょうが市」が、盛岡市肴町・八幡町周辺などで11月12日に始まった。

[広告]

 現在の肴町から八幡町周辺が古くは「生姜町(しょうがちょう)」と呼ばれていたことから企画された同イベント。町名の由来となっているのは、旧生姜町地域にあった「神明社」の例祭で、祭礼日に参道でショウガを売る風習があったことから名付けられたという。神明社が盛岡八幡宮へ遷座された今も例祭にはショウガが奉納され、三陸ジンジャーを栽培する菊地康智さんと、盛岡しょうが市の実行委員らが今年も参列している。

 イベントは昨年始まり、好評を得て2回目の開催につながった。昨年の参加店で限定メニューを通年メニューへ取り入れる店もあったほか、「参加したかった」と話す店もあったという。広報担当の田村優子さんは「予想以上の反響があって驚いたことはもちろんだが、生姜町にある店が常にショウガを取り入れるきっかけになったことがうれしい。イベントが定着すればという思いも込めて、2回目の準備を進めてきた」と話す。

 今年の参加店は24店。生姜町エリアから離れた菜園や盛岡駅前の店舗も新たに加わった。期間中、今年収穫したばかりの三陸ジンジャーを使ったオリジナルメニューを各店で提供する。「三陸ジンジャーを使ってみたい」という思いで加わった店もあり、イベントに合わせ新メニューを開発する店も多く、「皆さんが力を入れて、燃えているのが分かる」と田村さん。

 11月19日には、盛岡バスセンター3階「ホテルマザリウム」の屋上広場「PARK SIDE-B」で「盛岡しょうが市感謝祭」を開催。県内外から8店舗が出店予定のほか、三陸ジンジャーの販売も行う。19日と20日には同ホテル内の温浴施設「KANAN SPA」では「しょうが風呂」、同ホテルの朝食特別メニューとして「三陸ジンジャーレモネード」を提供。温浴施設と朝食は、宿泊者以外も利用できる。

 田村さんは「これから盛岡は冷え込みが厳しくなる季節。おいしいショウガで温まって、地域の魅力も楽しんでもらいたい」と呼びかける。

 参加店舗は盛岡しょうが市のフェイスブックと各店舗で配布するリーフレットに掲載。メニューの提供は今月30日まで。19日の感謝祭の開催時間は10時~16時。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース