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盛岡で休日だけのファーマー体験 広い畑で育て、収穫する楽しみ感じて

昨年のホリデーファームでの収穫の様子

昨年のホリデーファームでの収穫の様子

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 休日だけソバ畑の世話をするイベント「美食王国もりおか HOLIDAY FARM(ホリデーファーム)2022」が7月9日から、「ユートランド姫神」(盛岡市下田)で始まる。

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 「美食王国もりおか」は、盛岡市による「盛岡の食と農」をPRするプロジェクト。ウェブサイトを通じた情報発信やファンクラブ活動、食に関するイベント、農業体験などを行っている。「ホリデーファーム」はファンクラブ会員向けのイベントとして昨年初開催。広い畑を使った作物の育成や土に触れる体験をしてもらおうと企画し、子どもたちを含め幅広い年代の参加者が畑に集い、ソバの種まきや刈り取り、そば粉を使ったガレット作りに取り組んだ。

 美食王国もりおかファンクラブ事務局の村田青葉さんは「種をまいた作物が育つ様子を見守り、収穫して、食べる体験は、農業の大変さや育てる喜びを感じられる。昨年は自分もソバの成長を見ながら、芽が出たことに喜んだり、ちゃんと実が付くかなと心配したり、参加者の皆さんと一喜一憂していた」と振り返る。

 参加者からは「来年もやってほしい」という声もあり、好評を受けて2年目を迎えた。「もっと時間をかけて作業をしたい」「本格的な作業に取り組みたい」という参加者の意見を取り入れ、今年の収穫は全て手作業で刈り取り、昔ながらの道具を使ったソバの実の選別や皮むきにも挑戦する。

 今年は7月9日に種まきと畑周辺の散策、10月8日に一日かけて収穫、11月5日にソバの実作り、12月3日にそば粉を使った「きりせんしょ」作りを行う全4回。ソバの花が咲く8月上旬ごろには自由参加で花見もできる。天候や生育状況などによって日程が変更となる場合がある。

 村田さんは「ホリデーファームに参加して初めてソバの実を見たという参加者もいた。調べればどんな知識も得られる時代だけど、体験することでしか得られないこともある。自分たちの畑を自分たちの手で作るのは心を動かす体験になると思う」と呼びかける。

 参加対象は美食王国もりおかファンクラブ会員で、申し込みと同時に入会可能。参加費は全4回で大人=6,000円、小学4~6年生=3,200円。子どものみでの参加は不可で、会員の同行者が必要。定員は30人。申し込みはファンクラブ事務局への電話(019-658-8644、平日10時~17時)か、美食王国もりおかのホームページから受け付ける。

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