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盛岡・アイーナが子どものアイデアでライトアップ 自由な発想で、夜空彩る

黄色と紫のさつまいもカラーのユニークなライトアップ。タイトルは「おさつのきせつ」

黄色と紫のさつまいもカラーのユニークなライトアップ。タイトルは「おさつのきせつ」

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 いわて県民情報交流センター「アイーナ」(盛岡市盛岡駅西通1)が現在、子どもたちのアイデアを基に盛岡駅側のガラス面をライトアップする「いろいろアイーナ ~わたしのぬり絵が光になったよ~」を行っている。

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 「いろいろアイーナ」は2018(平成30)年に始まり、今年で4回目を数える。同施設で行われる親子向けイベントの中でアイーナの外観に自由に色を塗る「ぬり絵コーナー」を設け、集まった作品の中から10点を実際にライトアップで再現している。

 同施設のライトアップは、館内に入居する団体などの活動に関連した記念日や記念月間・週間に合わせて始まったという。もともとは白色の照明だが、ライトアップ時には館内のホールで使う照明用フィルムを活用して色を付けている。そこから施設の管理運営チームが「管理者として自分たちでもやってみよう」と思い付いたのが、子どもたちの塗り絵を再現する企画だった。

 子どもたちの自由な発想から生まれるライトアップのアイデアは毎回好評を得ているという。子どもたちが選んだ色をできるだけ再現しようと、フィルムを重ねたり、組み合わせたりしながら色味や濃淡を表現している。

 担当者は「例えば虹色に塗るとしても、大人ならそれぞれの色がグラデーションになるようにデザインすることが多いと思う。子どもたちは赤の次に青を選んだり、緑を選んだりする。作品を見ているだけで面白い。子どもたちの思い思いの作品をできる限り再現することを大事にしている」と話す。

 今回選ばれた10作品は、「おさつのきせつ」(あかりさん)、「光のマラソン大会」(ゆうりさん)、「日の入りから夜明け」(ひろのさん)、「レインボー」(はるとさん)、「からふるのふね」(さきさん)、「冷たくあたたかい水の中」(ゆらさん)、「おほしさま」(はるのさん)、「ピアノ」(すずさん)、「にじ」(りんかさん)、「ぜんぶのきせつ」(りんさん)。期間中、各週ごとに一作品を金曜~火曜で点灯していく。

 12月18日~25日はクリスマス仕様のライトアップを実施。23日~25日には、アイーナオリジナルの2022年カレンダーを各日先着100人に進呈する。

 担当者は「イベントも少なく、大勢で集まるのも難しい状況が続いたが、ライトアップは外から楽しめる。足を運んで、子どもたちの楽しいアイデアとライトアップを楽しんで」と呼び掛ける。

 点灯時間は16時30分~21時30分。今後のライトアップスケジュールとモチーフになった塗り絵作品はホームページで紹介する。ライトアップは3月1日まで。12月29日~1月3日は年末年始の休館のため休止。

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