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盛岡を表現したアート作品募集 「エニナルモリオカ」展の開催に向けて

昨年行われた「エニナルモリオカ」の展示の様子

昨年行われた「エニナルモリオカ」の展示の様子

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 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)が、盛岡を表現した絵画などの作品を展示する「MACHIYART(まちやーと)2021 エニナルモリオカ」の開催に向けて作品を募集する。

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 「MACHIYART」は、盛岡町家の「MACHIYA」と「アート(ART)」を組み合わせた造語。同館の開館当初に、盛岡町家を活用してアートを楽しむことを目的に立ち上げた企画で、施設内にさまざまなアート作品を展示する試みとして現在まで続いている。

 「エニナルモリオカ」は2019年にスタートした公募展。美術作品と人との出合いの場を作り、「美術」と「盛岡」をみんなで楽しむ公募展をコンセプトに、当初は盛岡を表現した絵画・版画作品を募集していたが、昨年から新たに写真作品も対象に加えた。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、会期や募集要項を見直して開催。岩手県内在住者に限定して作品を募り、36人による47点が集まった。

 同展は作り手だけではなく、展示を見る側からも好評。「次は私も出してみたい」という声もある。来場者も多いことから今年は会期を長めに設定し、11月20日から約1カ月の展示期間を予定している。担当者は「今年で3回目となり、だんだんと浸透しているように感じる。毎回幅広い作品が集まっているが、昨年から始めた写真作品が今年もっと広まったらいいなと思う」と話す。

 今年も盛岡を表現した2L(17.8×12.7センチ)~S4号(33.3×33.3センチ)の絵画・版画・写真作品を、1人2点まで募集。応募資格は県内在住者で、規定内であれば画材や手法は問わない。盛岡に関するものであれば、建造物や風景、祭り、工芸品、食べ物、伝統、人物、自然など題材も自由。希望者は作品を委託販売することもできる。展示中は一般来場者による写真撮影や、SNSなどへの投稿も可能とする予定。

 担当者はいろんな切り口の盛岡が集まり、見ても作っても楽しめる展示会。「おうち時間が増える中で、この機会に作品作りにも挑戦してみてほしい」と呼び掛ける。

 作品は同館への持参でのみ受け付ける。受付期間は11月1日~7日。受付時間は9時~18時30分。出品無料。作品は壁などへの展示が多いため、作品保護の観点から額装とつり下げ用のひもの取り付けが必要となる。応募要項と出品時に提出する申込書、作品の裏面に貼る作品貼付票、作品を梱包(こんぽう)した上で貼る梱包材貼付票はホームページからダウンロードできる。問い合わせは同館(TEL 019-654-2911)まで。

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