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盛岡・つなぎ温泉で湖畔のイルミネーション テーマは「願いをつなぐアーチ」

「アーチ」をモチーフにしたイルミネーションで飾られた「シオンの像」

「アーチ」をモチーフにしたイルミネーションで飾られた「シオンの像」

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 盛岡市のつなぎ温泉が行う「つなぎでつなぐ願いのアーチプロジェクト」は現在、「つなぎ緑地」で「湖畔のイルミネーション」を開催している。

イルミネーション会場全体の様子

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 「つなぎでつなぐ願いのアーチプロジェクト」は、観光庁が観光イベント・観光資源をより安全で集客力の高いものへと磨き上げるために実施する実証事業を公募する「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業の一環として行っているもの。温泉内では初のイルミネーションイベントとなる。

 企画した「つなぎ温泉観光協会」ではここ数年、イベントのアイデアとして冬のイルミネーションが挙げられていたという。一方、イルミネーションの設置には費用がかかるため、予算を組むのが難しい側面があり「いつかできたら」という思いでとどまっていた。今回の公募に向けた話し合いの中でイルミネーションの意見が出たことで、実証実験という形で企画した。

 イルミネーションのタイトルは「つなぎでつなぐ願いのアーチ」。会場にはよく目立つ場所として、「みちのく三大湖の彫刻」の一つに数えられている「シオンの像」が立つ「つなぎ緑地」を選んだ。LED電球約12万球を使い、「アーチ状」のイルミネーションなどを作り、冬の湖畔を美しく照らし出す。つなぎ温泉の名前に掛けて、つなぎ温泉と来場者の願いを「つなぐ」、願掛けのイメージも込めている。

 11月21日からスタートしたイルミネーションは、近隣住民や観光客からの反応も良好。地域住民の中には何度も訪れる人もいるという。喜びを伝える感想もあり、「つなぎ温泉観光協会」のスタッフからも「企画したかいがあった」という声が出ているという。

 つなぎ温泉ではコロナ禍の影響を受けて利用客が減少し、厳しい状況が続く。同協会の担当者は「現状に負けない思いや、コロナ禍の終息の願いを込めたアーチ。たくさんの人に見てもらいたい。感染症対策を取りながらではあるが、冬ならではの景色を楽しんで」と呼び掛ける。

 点灯時間は16時~20時。荒天の日は中止する場合もある。12月25日まで。

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