盛岡で白湯を研究する「SAYU Lab Cafe」 日用品としての南部鉄器を

「タヤマスタジオ」の伊藤さん(左)と「パイセンCafe」担当の山崎さん。「岩手の伝統工芸を身近に感じて」と呼び掛ける

「タヤマスタジオ」の伊藤さん(左)と「パイセンCafe」担当の山崎さん。「岩手の伝統工芸を身近に感じて」と呼び掛ける

  •  
  •  

 「SoRa cafe feat.waffle cafe Sign」(盛岡市北飯岡1)で2月24日、白湯の試飲イベント「SAYU Lab SoRa Cafe」が開催される。

 同イベントを主催する「kanakeno(カナケノ)」は、南部鉄器の製造・販売を行う「タヤマスタジオ」が立ち上げた新ブランド。ブランドのコンセプトの一つに「上質な白湯を提供する」があり、南部鉄器で沸かしたお湯と電気ケトルを使って沸かしたお湯を飲み比べる白湯の試飲会「さゆるあき」を昨年9月に東京で実施した。

[広告]

 その後、参加者らからの意見を踏まえて「コーヒーをいれた時に違いは出るのか」という疑問が浮かび上がったという。その違いを検証するために、カフェスタイルでコーヒーの飲み比べる「さゆるふゆ~SAYU Lab Cafe~」を横浜で12月に開催。好評を得たが、県内でも開いてほしいという声が多く、今回のイベントへとつながった。

 同社プランナーで伊藤大介さんは「南部鉄器で沸かしたお湯は鉄分を多く含みまろやかに感じるが、飲んでいる人の感覚的な部分が大きい。南部鉄器でお湯を沸かすのは不便だし時間もかかるが、その手間がおいしさの一つに関係しているかもしれない」と話す。

 当日は通常営業中の「SoRa cafe」でコーヒーを注文すると、南部鉄器で沸かしたお湯を使うかを選択できる仕組み。店内には南部鉄器を展示し、常駐するタヤマスタジオのスタッフが紹介や解説を行う。同日17時からは、県内で活躍する「先輩」をゲストに迎える学生向けトークイベント「パイセンCafe」も開催。同社社長の田山貴紘さんが伝統工芸を仕事にすることをテーマに講義を行う。

 伊藤さんは「職人は厳しく難しい仕事だと思われがち。伝統工芸と職人の存在を身近に感じてもらいたい」と話し、「南部鉄器を購入しても、もったいないという理由で使わないという人は多い。コーヒーを切り口に生活に寄り添う日用品として親しんでもらえたらうれしい。おいしいコーヒーで暖まりに来て」と呼び掛ける。

 開催時間は11時~17時。「パイセンCafe」への参加は別途申し込みと参加費が必要。参加費は大人500円、学生は無料。申し込みはフェイスブックと主催の「ドリーム・シード・プロジェクト」への電話(TEL 019-601-7222)かメールで受け付ける。

  • はてなブックマークに追加