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岩手県大「ICTで地域課題を解決」、アイデア発表会に力作集まる

AR技術で焼き肉を楽しめるO2Oアプリを考えた学生

AR技術で焼き肉を楽しめるO2Oアプリを考えた学生

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 岩手県立大学(滝沢市巣子)で1月28日、ソフトウェア情報学部の「プロジェクト演習・最終成果発表」が行われた。

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 昨年10月から行われている同演習は、1~3年生の約480人の学生全員がICTを活用することで地域課題を解決することを学ぶ必修科目。「一部の人に熱狂的に受け入れられるO2Oアプリ」「岩手県の訪日外国人宿泊者数増加に導くシステム」「小規模高齢農家による農作業快適化を実現するシステムの提案」「チャグチャグ馬コ観光を楽しくするシステム」に自由課題を加えた5つのテーマで、80以上のアイデアが提案された。

 体育館を使った会場には、学生らがそれぞれ考案した企画アイデアをポスター大の用紙にプリントし、訪れたICT関連の企業や行政職員、学生らに短いプレゼンテーションで説明。同日、投票と事前評価により各部門の1位が決められた。

 受賞作品は以下の通り。「O2Oアプリ部門」=焼きたてパンの販売支援アプリ、「外国人宿泊者増加部門」=観光で来県する外国人との出会いをサポートするアプリ、「農作業快適化部門」=ビニールハウスを自動管理するシステム、「チャグチャグ馬コ部門」=ツーリスト同士のコミュニケーションアプリ、「自由課題部門」=漫然運転を予防するシステム。

 来場者からは「よいアイデアがたくさんあった。ここでの発表だけではもったいないので、企画を具体化してほしい」「課題分析をもっと強化してみては?」など意見が上がった。

 この取り組みは、2014年度の経済産業省「社会人基礎力を育成する授業30選」に東北から唯一選ばれている。

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