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クラウドファンディングで「わんこきょうだい椀」-盛岡の漆工房が支援者募集

木地や漆など岩手素材を使用した「わんこきょうだい椀」

木地や漆など岩手素材を使用した「わんこきょうだい椀」

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 浄法寺漆産業(盛岡市上ノ橋町)と東家(中ノ橋通1)で構成する「わんこきょうだいのお椀(わん)でわんこそばを食べよう!プロジェクト」が現在、市販用「わんこきょうだい椀」製作に向けクラウドファンディングで支援者を募集している。

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 同商品は、岩手県産素材を使った本格的な椀に「わんこきょうだい」の顔が描かれている。6月下旬に市販予定の商品だが、地元の材料を使用する工芸品のため手間が掛かっており、コスト面で活用できればと今回初めてクラウドファンディングを利用した。

 木地には岩手県洋野町大野地区の良質で丈夫なみずめ桜を使い、国宝や世界遺産にも使われる浄法寺漆を塗り重ねた椀は、長く使えば使うほど艶が出るのが特徴。「わんこきょうだい」の顔は、石川県輪島で蒔(まき)絵修業した岩手県出身の大川彰さんが加飾する。「わんこきょうだい」は、岩手を5つのエリアに分け、その土地の特産品を椀に盛った「そばっち」「とふっち」「うにっち」「こくっち」「おもっち」の5種類から成る岩手のキャラクター。描く顔は5パターンから選べる。

 プロジェクトの目標金額は80万円で、クラウドファンディングが成功した際には支援者を集めて東家本店でわんこそば大会を開く。支援者は500円から支援に参加できる。支援者には、金額に応じたお礼としてステッカーや「わんこきょうだい椀」を贈るほか、わんこそば大会に招待する。

 浄法寺漆産業代表の松沢卓生さんは「もっと多くの人に手作りの漆椀でわんこそばを食べることを知ってもらいたい。こだわりのあるものを手にとってもらい、応援してもらえたら」と呼び掛ける。

 支援受け付けは5月1日10時まで。

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