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三陸沿岸を徒歩で走破する「三閉伊ウォーク」スタート-全行程300キロ

洋野町役場をスタートした「三閉伊ウォーク」の参加者たち

洋野町役場をスタートした「三閉伊ウォーク」の参加者たち

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 東日本大震災による津波の被害を受けた三陸沿岸の道路を徒歩で走破する「三閉伊ウォーク」が2月21日、岩手県の沿岸最北端の洋野町からスタートした。

出発前に決意を語る3人のウォーカー

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 震災ボランティアを支援するNPO法人「遠野まごころネット」(遠野市)が中心となって実行委員会を組織。同NPOで震災直後からがれき撤去などで長期にボランティアを続けてきた稲田正吾郎さん(新潟県新潟市)、若林良樹さん(滋賀県多賀町)、末田祐介さん(岡山県倉敷市)の3人が、犠牲者の追悼と各地の復興の様子を伝えるため、国道45号線とその旧道を1日20キロのペースで歩く。

 通過する市町村は、久慈市、宮古市、山田町、大槌町、大船渡市など12市町村で全行程約300キロ。3月11日に最終ゴールとなる陸前高田市の上長部にある「まごころの郷」を目指す。歩く様子はユーストリームで毎日配信する。

 この取り組みでは、通過する沿岸市町村の住民と一緒にウオーキングしながら交流をするのも目的で、同NPOでは共に歩く住民を募集している。

 この日、出発地点の洋野町役場に一緒に歩く約20人の町民が集まった。これを見て稲田さんは「本当は3人だけで寂しく歩くことになると思っていたので、とてもうれしい。この先もそれぞれの場所に住んでいる皆さんとつながりながら歩いて、このウオーキングを意義のあるものにしていきたい」と話す。

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