盛岡で人気の「わんこそばまんじゅう」に「お椀入り」-長年の夢果たす

お椀入り「わんこそばまんじゅう」

お椀入り「わんこそばまんじゅう」

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 岩手の名物「わんこそば」を菓子にした「わんこそばまんじゅう」に「お椀入り」が登場し、地元盛岡で話題になっている。

「わんこそばまんじゅう」のお椀

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 同品を販売するのは、加工食品の企画・開発を手がけるサトーフード(盛岡市下ノ橋町1、TEL 019-622-2363)。
 同社の佐藤節郎社長が15年ほど前、「(わんこそばまんじゅうの)ネーミングがうけると思った」ことから、岩手の土産品として商品化を企画。商標登録を試みたものの残念ながら認められず、商品化がかなわないままだった。

 既に商品に添えるロゴやイラストを用意していた佐藤社長。あきらめきれず、2005年に再度商品登録にチャレンジしたところ、「ちょっとしたテクニック」が功を奏して商標登録に成功。昨年1月に晴れて商品化が実現した。

 「まんじゅう」はあくまでもネーミングで、実際にはカステラをベースに中に餡を入れた和洋折衷の菓子。カステラの生地には、県産のそば粉を混ぜたほか、餡には100%北海道産の小豆を使った。製造は、わんこそばの発祥の地として知られる花巻市の菓子店に依頼した。

 観光客を当て込んだものの、実際には半数が地元岩手のリピーター客。「意外に薄味で食べやすい」ことから「思わず2つ、3つと手が伸びる」と評判は上々だ。

 同社は、好調な売り上げを追い風に、今年1月に「お椀入り」を発売。「お椀入りは、発案当初から予定していた」と佐藤社長。「ようやくこれで夢が実現した」と15年の歳月をかけて仕上げた完成品を前に感無量の様子。「夢は大きく、岩手県の土産品として認知度を高めていきたい」と意欲をみせる。

 価格は、お椀入り(7個入り)=980円、紙袋入り(5個入り)=580円、同(8個入り)=900円など。駅土産店やパルク・アベニュー・カワトク、中三デパート、ららいわてのほか、いわて生協、ユニバース、マイヤなど地元スーパーでも販売する。

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