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盛岡に「紺スタ」の季節訪れる 今年は「本」をテーマに、77店舗参加

紺スタの開催を知らせるリーフレット

紺スタの開催を知らせるリーフレット

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 「第12回紺屋町かいわいスタンプラリー もりおか中津川まち歩きスタンプラリー」が4月20日に始まる。

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 主催は、地域の店主などで構成する「紺屋町かいわい街並み協議会」。2011(平成23)年に始まり、毎年4月から5月にかけて開催し、「紺スタ」の愛称で親しまれている。参加者は専用のスタンプブックを購入し、紺屋町を中心に中津川周辺地域の店舗や施設を巡りスタンプを集める。

 参加店舗・施設は年々増加し、今回は77カ所が参加する。紺屋町かいわい街並み協議会の森理彦さんは「いつの間にか紺屋町を飛び出して、盛岡の中心部をあちこち楽しめる形になった。多くの人にこのエリアのことを知ってもらえるきっかけになっていると感じる。12回続けても、伝えたい街の魅力や、新しいものがどんどん増えていく」と話す。

 今年は宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」の発刊100周年にちなんで「本」をテーマに選び、「注文の多いスタンプラリー」というサブタイトルを付けた。テーマに合わせて、「注文の多い料理店」収録作品をモチーフにしたテーマスタンプを用意するほか、スタンプブック内では紺スタ参加エリア内で本に関する活動を行う施設やコミュニティーを紹介している。

 参加者が集められるスタンプは、参加店舗・施設77カ所分に加え、テーマスタンプ3つと、全てのテーマスタンプを集めた人だけが押せるゴールスタンプの計81個。このほか、スタンプブックに付属する応募カードに対象店舗で買い物をしたときにもらえる「お買い物スタンプ」を集めると、賞品の抽選に応募できる。

 参加店舗・施設のスタンプは営業時間や定休日の都合があるため、「全部集めるのは難しい」という声もある。そんな参加者からの「注文」を受け、今回は20日・21日を「スタート2DAYS」とし、店舗・施設の営業状況にかかわらず77カ所全てのスタンプが押せる仕組みをつくった。

 「あのエリアまで行け、このスタンプが押せるのはこの日だけだ、と紺スタも何かと注文の多いスタンプラリーである」と笑顔を見せる森さん。「スタンプブックと一緒に皆さんの好きな一冊を持ち歩きながら、街歩きを楽しんで」と呼びかける。

 スタンプブックは1冊400円。スタンプラリーに参加する一部の店舗・施設で販売する。テーマスタンプは5月10日・11日・12日・25日・26日、ゴールスタンプは25日・26日のみ設置する。5月26日まで。

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