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紫波町図書館が「本との出合い」テーマにトークショー 「まちの本屋」に着目

館内にはトークショー出演者の著書や関連本を並べた展示コーナーも

館内にはトークショー出演者の著書や関連本を並べた展示コーナーも

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 トークイベント「面白い本と出合う方法3『本との出合いに「まちの本屋」ができること』」が1月27日、紫波町情報交流館(紫波町紫波中央駅前2)大スタジオで開催される。

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 イベントを企画した紫波町図書館では、以前から「面白い本と出合う方法」をテーマにしたイベントや取り組みを行っている。その一つに、表紙を隠し、本の帯だけで本を選ぶものがあり、昨年の秋ごろから盛岡の書店「さわや書店」が同様の企画を行っていたことをきっかけに、今回のトークショーのゲストに「さわや書店」のスタッフを招こうと思いついたという。

 同館司書の竹田美幸さんも「さわや書店」ファンの一人。竹田さんは「図書館も書店も読者へ本を届ける役割を担っている。同じ本を届ける仲間ではあるが、スペシャリストとして尊敬している。そんな皆さんの話を聞いてもらいたいという気持ちがあった」と話す。ゲスト選びの理由には、町内の書店が閉店していく現状もあるという。「岩手・盛岡という地方都市に、『さわや書店』のようなユニークな本屋があるというのは大きい。普段は意識していないが、『まちの本屋さん』が重要な存在であることを感じてもらいたい」とも。

 当日は、元さわや書店本店店長で現在は一関市立一関図書館副館長を務める伊藤清彦さん、「ORIORI produced byさわや書店」から田口幹人さん、さわや書店フェザン店から松本大介さん、長江貴士さんの4人をゲストスピーカーの「本先案内人」に迎える。本の魅力を伝えようとさまざまな手法を続けてきた書店員たちが、「まちの本屋」だからこそできることを語り合う。

 竹田さんは「4人とも違う時代と環境で書店員を務めてきた皆さん。それぞれの考え方や方法の違いを比べるのも面白いと思う」と話し、「図書館は本を通じて利用者とコミュニケーションを取り、街の中で何が起きているか、今何が必要なのかを考えている。トークショーを通じて書き手から読者へと本を届ける役割を担う人々のことをもっと知って、親しんでもらえたらうれしい」と呼び掛ける。

 開催時間は15時~16時30分。参加無料。参加には事前の申し込みが必要。図書館のカウンターか電話(TEL 019-671-3746)で受け付ける。定員は100人。定員になり次第締め切り。

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