盛岡・中ノ橋通にコワーキングプレイス 学生も社会人も使える新たな居場所に

「Arukoko」室内。手前がコミュニケーションスペースとなる

「Arukoko」室内。手前がコミュニケーションスペースとなる

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 盛岡市に12月1日、コワーキングプレイス「Arukoko(アルココ)」(盛岡市中ノ橋1)がオープンする。

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 同施設は家守業の「株式会社祥薫(じょうくん)company」(盛岡市上堂3)が手掛けるもの。同社社長で、大通の商業施設「サンビル」のリニューアルに携わった小堀薫子さんに、施設が入居するビルの管理者から空きスペースの活用依頼があったことがきっかけとなった。

 小堀さんは「このエリア全体の価値を上げるためにはどんな場所が必要か考えていた。バスセンターがあり、周辺には官公庁やオフィス街もある。その点から多くの人が集まり、交流する場としてコワーキングプレイスを提案した」と話す。

 同施設の理念は「人を知り、自分を知る」。同じ空間にさまざまな年代や職種の人が集まり、交流を深めることで、自分の新たな可能性を知るため場所の創出を目指す。学生の利用も可能で、働く大人の姿を間近で見る機会をつくり、将来について考える場としての活用も進める。そのため、利用時のルールにも「学生に何か質問されたら答える」「学生を一人の人間としてきちんと接する」と盛り込んだ。

 施設内の広さは約180平方メートルで、30席ほどを用意。利用者同士が交流を深める「コミュニケーションエリア」、電源とWi-Fiを完備しデスクワークに適した「オフィスエリア」、ミーティングやセミナーの会場のほか撮影スペースとしても利用できる「ミーティングエリア」の3つに分かれ、仕事場以外にも幅広い用途での利用が可能となっている。内装は既存の天井を取り払い、蛍光灯に和紙のカバーをつけて光量を調整、カウンターに木材を使うなど工夫を凝らしている。

 小堀さんは「社会人や学生にとって新しい居場所になるような空間にしていきたい。自分の可能性を知り、広めたいと考えている人にぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。

 個人利用は、2時間=1,000円、1日=2,000円(高校生まで500円)。月契約の場合は会員登録が必要。入会金=8,000円、月利用料は、個人=2万円、団体=4万円。営業時間は、平日=9時~19時、土曜・日曜=11時~16時。

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