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盛岡で「Artek80周年展」 フィンランド「アルテック」社の歴史と文化伝える

創業からのキープロダクト「スツールE60」

創業からのキープロダクト「スツールE60」

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 旧石井県令邸(盛岡市清水町)で8月20日から、「アルテック創業80周年特別巡回展」が開催される。主催はインテリアショップ「クラブエイトスタジオ」(盛岡市東安庭2)。

創業者の1人で建築家のアルヴァ・アルルト氏

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 アルテック社は1935年に建築家アルヴァ・アルルトら4人の創業者によって設立されたフィンランドのインテリアブランド。

 同展は、同社が昨年、創業80周年を迎えたことを記念し、ミラノ、ベルリンなどのヨーロッパと日本各地を巡回してきた特別展。創業から現代までのプロダクトを通じ、同社のコンセプト「『アート』と『技術』の融合」が継承されてきた過程を紹介する。

 店主の越智裕さんは「アルテックの家具を扱っているが、店内だけでは引き出せない良さがある。旧石井県令邸の内装や雰囲気にアルテックの家具が似合うとずっと考えていて、実現することができた。今回の展示は他会場にない魅力があると思う」と話す。

 今回は市指定歴史的建造物「旧石井県令邸」を会場とし、約30種類50点の家具を展示する。創業当時からのキープロダクト「スツールE60」を始め、同社のラインアップを生活シーンごとに幅広く紹介し、ブランドストーリーや製造工程の展示も行う。

 会場では「ミナ ペルホネン」の皆川明さんがデザインした生地を張った限定スツールのほか、展示品の一部や雑貨の販売も行う。割引サービスを受けられるスタンプラリーも行う。

 越智さんは「プロダクトデザイナーに敬意を払う地域から生まれた本物の製品に触れる良い機会。普段、家具に詳しくない人も当展をきっかけに家具に興味を持ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は11時~18時。入場料は200円。8月28日まで。

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